富山大学 平成30年度 入学者選抜要項
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-2-2.都市デザイン学部の新設について(設置申請中)(1)都市デザイン学部の目的 都市や地域の創生と持続的発展を通じて,人間社会と自然環境とが共生する理想的な社会の実現に寄与するため,新たに都市デザイン学部を設置します。 都市デザイン学部では,自然科学と科学技術を基盤とし,社会科学的要素を融合した「自然災害の予測やリスク管理,社会基盤材料の開発,都市と交通の創造」に関係する分野において国際水準の教育・研究を行い,デザイン思考に基づいた問題の発見・解決ができる人材を育成します。(2)都市デザイン学部の特色① 「デザイン思考」の実践教育 対象の観察,分析,発想,試作,評価を繰り返すことにより,「理想を具現化する」ための最善方策を考える「デザイン思考」を実践できる人材を育成するため,体系的な教育を実施します。② 時代を見据えたデータサイエンス教育 都市戦略や地域のブランド化などを策定する際に活用されるデータサイエンスを取り扱える人材を育成するため,確率・統計,多変量解析,ビッグデータ解析等の教育を実施します。③ 理論と実践の循環により対象への理解を深める教育の展開 理論学修とPBL注 科目(全学横断PBL注,地域デザインPBL注等)やインターンシップなどを中心とした現場・実践学修の循環により,対象をより深く理解させ,具体的な解決策を提示できる人材を育成するための教育を実施します。(注)課題解決型学習④ 地域創生の推進■ 各分野の専門教育に加え,富山の歴史・経済・自然を扱う「地域志向科目」や,自治体・企業と連携しながら地域課題の解決策を探る「PBL科目」の実施等,「都市」が抱える課題を総合的に俯瞰し,地域の創生と持続的発展を担う人材を育成するための教育を実施します。■ 地域ニーズの高い,都市インフラ系,都市計画・交通計画系,環境や防災,富山の基幹産業であるアルミ産業に資する教育や研究を実施します。(3)各学科において育成する人材像① 地球システム科学科 「地球」と「地域」の両方の視点から自然を理解し,自然災害など地域が直面する課題に対して解決策を創造するとともに,デザイン思考の素養も有した研究者,技術者,教員等の専門的職業人を育成します。② 都市・交通デザイン学科 土木技術の基礎を修得し,社会科学的要素等も加味し「都市と交通」を中心とした国際水準の教育・研究を行い,デザイン思考の素養を有する創造力のある人材を育成します。③ 材料デザイン工学科 原子・分子から都市構造物にわたる広範囲の視点から,未来社会の基盤材料をデザインし,創り出すための教育・研究を行い,高度な専門知識をもった安全・安心社会の実現に貢献する国際性豊かな材料エンジニアを育成します。

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