富山大学　平成30年度 入学者選抜要項

5/88

－3－３．人文学部，経済学部，理学部，工学部及び芸術文化学部の再編の概要　都市デザイン学部を新たに設置することに伴い，全学的に入学定員を見直し，工学部は現在の６学科体制を１学科５コース制へ，芸術文化学部は現在の１学科５コース制を１学科４コース制へ再編します。（１）工学部　工学部では，工学全体を俯瞰できる幅広い教養と深い専門的知識を有し，それらを諸課題の解決に応用できる豊かな創造力を持ち，自然と共生しながら地域社会や国際社会の持続的発展に貢献できる，倫理観・責任感を有するリーダー資質を持った技術者・研究者を養成します。　このため，現在の６学科体制を１学科５コース制へと改組し，社会ニーズに柔軟に対応し分野横断的に学ぶことが可能な体制を整えます。これと共に，材料機能工学科は，都市デザイン学部へ移行します。　コース配属については，出願時にコース選択を行い，志望に基づき入学時のコースを決定します。（詳細については，17ページを参照してください。）また，２年次への進級時に本人の希望と学業成績に基づいて，コース変更を可能とします。　この１学科制への移行により，これまで以上に自由度の高い教育プログラムの実施が可能となります。社会のニーズに対応した「融合教育プログラム」や地域の中核人材を育成する「社会中核人材育成プログラム」の実施等を行うことにより，産業界で必要とされる人材で欠かすことのできない，多分野に渡る幅広い知識の修得や，組織のリーダーとしてプロジェクトなどを牽引するための能力などを育成します。（２）芸術文化学部　芸術文化学部では，現行の５コース（造形芸術，デザイン工芸，デザイン情報，建築デザイン，芸術文化キュレーション）から，専門分野の位置づけを明確に整理し，関連の強い分野を大くくり化した４コース（美術・工芸，デザイン，建築デザイン，地域キュレーション）に再編します。これにより，魅力的でわかりやすく，学部の特色がより発揮される教育を目指します。　また，これまで「コース単位」による入学者選抜を実施していましたが，実技検査を課す「募集区分ａ」と，小論文を課す「募集区分ｂ」の２つの「募集区分単位」に変更します。これにより，本学部の特色である「実技系と理論系という異なる属性の学生が共に学ぶ」環境づくりを進めます。　なお，コース配属については，２年次において，本人の志望や学業成績等に基づいて決定する方法に変更します。（３）人文学部・経済学部・理学部　更なる少人数教育を実施し，よりきめ細かな教育体制を構築するため人文学部及び経済学部の入学定員を見直します。　また，理学部においては，地球科学科を都市デザイン学部へ移行するとともに，学科共通科目やＰＢＬ注 科目の強化などにより，教育の充実を図ります。（注）課題解決型学習