富山大学案内2017
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工学部14工学部長 堀田 裕弘学部長からのメッセージ 近年の社会の変革と急激な技術の革新に合わせて、工学教育も多様化、個性化、専門化へと進んでいます。また、工学倫理や生命倫理に基づき、地域社会や国際社会に貢献できる人が強く求められています。これらの観点から、工学部では、広く深い教養と専門的知識の修得はもとより、それらを諸課題に応用できる独創性教育、地球や人間に優しい環境教育、国際社会に対応できる語学や情報教育を重視し、豊かな人間性を持った優秀な研究者・技術者を育成することを目的としています。 安心安全な社会インフラ、最先端の医療診断装置や医薬品、電気自動車や再生可能エネルギー発電など、我々をとりまく環境には、「ものづくり」を極めた成果物が数多く存在しています。これらの研究・開発に従事している人の「ものづくり」センスは、工学部で習得した知識や感性から芽生え、自らの仕事を通じて研ぎ澄まされ、長い年月を経て「ものづくり」の匠へと熟成されていきます。この「ものづくり」の匠達が、我が国のオンリーワンやナンバーワンの製品を作り上げているのです。 工学を目指す皆さんには、数学、物理学、化学などの基礎知識を着実に習得し、グローバル社会に潜在する問題を早期に見出す問題発見能力、高品質で高付加価値な「ものづくり」ができるための基礎技術力や発想力・創造力を身につけて、先達が作り上げた「ものづくり」日本を再生し、グローバル社会で活躍する「ものづくり」の匠へと成長して欲しいと思います。皆さんとキャンパスでお会いできることを心より楽しみにしております。「ものづくり」の匠を目指せ■設置学科■取得可能な免許・資格電気電子システム工学科 電気電子システム工学科では、電気エネルギーの発生・伝送・変換から通信・制御・計測技術、さらに電子デバイスやロボティクスなど、電気・電子・情報に関する幅広い教育を行い、社会の基盤技術を担う人材を育成しています。人体装着センサーから放射する電波の測定知能情報工学科 知能情報工学科では、高度情報化社会の要請に応え、10年後、20年後に主役を担える情報技術者・研究者を育てるため、将来を見据えた教育を行っています。カリキュラムでは、実験・実習に多くの時間を充て、技術が確実に身につくよう工夫しています。また、情報および関連分野の重要科目をバランスよく配置し、それらが有機的に結びつくように開講時期を設定しています。機械知能システム工学科 固体力学、強度設計、生産精密、機能材料、熱、流体、環境・数理、知能機械、制御、計測、応用機械など総合的で、社会的役割を視野に入れた人材の育成を目的としています。風力発電の発電効率向上の研究環境応用化学科 環境応用化学科では、地球環境を維持しながらも、人類の生活を豊かにする物質を創造し、化学の基礎知識と理解力を駆使して環境調和型社会で活躍できる、「ものづくり」のリーダー育成をめざします。限りあるエネルギー資源の有効利用や新たなエネルギー源の開発を行うと共に、地球環境の改善を図る革新的な技術の開発をめざす未来志向型の人を育てたいと考えています。生命工学科 生命工学科では、生命体の仕組みとその巧みさを学び、それらを人々の健康や生活に役立つものづくりに応用し、人類の幸福と発展に貢献できる研究者、技術者の育成をめざしています。材料機能工学科 材料機能工学科では、主に金属系、セラミックス系、生物系の材料について、材料製造プロセスから特性評価、環境を考慮したリサイクルなど、材料に関する幅広い分野を網羅しています。これからの産業界の基盤となる新材料機能分野の教育と研究を通して、基礎及び専門知識と応用力を持ち、創造性豊かな技術者の育成をめざしています。遺伝子を導入した細胞の観察電気電子システム工学科知能情報工学科機械知能システム工学科生命工学科環境応用化学科材料機能工学科全学科高等学校教諭1種免許状(工業)電気電子システム工学科電気主任技術者電気通信主任技術者陸上及び海上無線技術士 など知能情報工学科情報処理技術者全般応用情報技術者 など機械知能システム工学科技術士ボイラー技士危険物取扱者 など生命工学科衛生工学衛生管理者毒物劇物取扱責任者 など環境応用化学科危険物取扱者毒物劇物取扱責任者など材料機能工学科危険物取扱者毒物劇物取扱責任者修習技術者 など学部の詳しい情報はこちら   >>>

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