富山大学案内2018
22/52

 薬学は、「人類の健康、福祉、衛生及び健全な社会環境の保全に貢献する」ことを目的とする学問です。このため、医療・創薬・生命科学の広い分野で社会に貢献できる人材育成を目的に、薬剤師養成を主な目的とした6年制の薬学科と、創薬研究・技術者等の養成を主な目的とした4年制の創薬科学科とを併設し、個々人の適性に応じた受け入れ態勢を取っています。杉谷SUGITANI campusいのちと薬の関わりを追求。【薬学科】薬剤師として必要な教養と基礎科学、基礎薬学及び医療薬学の多岐にわたる専門分野での学識を深めるためのカリキュラムを編成します。1年次:教養教育の講義・実習・実技科目を主体とし、専門分野への導入教育も並行して実施。2年次:物理、化学、生物系の基礎科学を主とした講義科目と物理、化学系の基礎薬学実習を実施。3年次:生物、薬剤、薬理、衛生、医療系分野を主とした講義科目と基礎薬学実習、及び総合薬学演習を実施。4年次:医療系分野の講義科目と薬学共用試験対策として臨床前実習を実施。また、卒業研究を開始。5年次:薬局・病院における臨床実務実習を実施。また、卒業研究を継続。6年次:卒業研究を主として実施するとともに、基礎薬科学の反復教育とアドバンスト教育を実施。【創薬科学科】薬学研究者として必要な教養と物理、化学、生物、医療の専門分野での学識を深めるためのカリキュラムを編成します。1年次:教養教育の講義・実習・実技科目を主体とし、専門分野への導入教育も並行して実施。2年次:物理、化学、生物系の基礎科学を主とした講義科目と物理、化学系の基礎薬学実習を実施。3年次:生物、薬剤、薬理、衛生、医療系分野を主とした講義科目と基礎薬学実習、及び総合薬学演習を実施。4年次:卒業研究を主として実施。薬学部では、薬の理解を通じて、人類の健康、福祉、衛生及び健全な社会環境の保全に貢献できる人材を育成することを目的とし、次の人材を求めます。【薬学科】•薬剤師としての高度な学識と職能を得たい人•医薬品の研究や臨床開発に携わることで人類と社会に貢献したい人•東西医薬学の融合による統合医療の実践を目指す人•医療や保健衛生の分野で社会に貢献したい人【創薬科学科】•薬学関連の研究分野で国際的に活躍したい人•新薬の研究に携わることで人類と社会に貢献したい人•疾患に関連する現象や物質に対して興味と研究心を有している人•生体メカニズムの解明やそのための新しい方法論の開拓に挑戦したい人入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)よりこのような人を求めています教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)よりこのような教育を行います卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)より※各ポリシーの全文は、本学ウェブサイトに掲載しています。このような人を育てます人類の健康、福祉、衛生及び健全な社会環境の保全と向上に貢献できる人材を育成するため、定められた教育課程で十分な学修成果を上げ、以下の能力を身に付けた者に学士を授与します。【薬学科】•人文科学・社会科学・自然科学・健康科学の諸分野を学際的に捉え、多様な文化的・歴史的背景を持った地域や社会を理解し、行動する能力。•基礎科学に裏打ちされた医薬品等の安全性と有効性に関する深い学識と薬剤師業務に必要な基本的技能を修得し、和漢薬を含む薬物療法の実践及び公衆衛生の向上に寄与する能力。•健康と疾患に対する深い洞察力を持って薬学関連分野の問題や課題に取り組み、学術情報の収集・分析及び実験等の研究活動を通して得られる結果を論理的に考察し、解決に向けて議論・発表できる能力。•医療人としての規律、倫理等を守り、患者及び医療に関わる全ての人々の立場を理解しながら、薬剤師として果たすべき役割を認識し、チーム医療・地域保健医療に対して責任ある行動をとる能力。•他者との積極的な意思疎通を図ることで、豊かな人間関係を築きながら自己の成長へとつなげることに努め、異なる考えや言語文化を有する人々の立場を理解し、誠実かつ柔軟なコミュニケーションをとる能力。【創薬科学科】•人文科学・社会科学・自然科学・健康科学の諸分野を学際的に捉え、多様な文化的・歴史的背景を持った地域や社会を理解し、行動する能力。•物理学、化学、生物学等に基づき、伝統医薬学から先端薬学までの創薬科学に関する幅広い学識基盤を構築・展開し、医薬品創出を目指した研究・開発に取り組むために必要な創造的思考力と実験技術等。•自然現象に対する強い知的好奇心・探究心を持って薬科学関連分野の課題に取り組み、学術情報の収集・分析及び実験等の研究活動を通して得られる結果を論理的に考察し、解決に向けて議論・発表できる能力。•医療人としての規律、倫理等を守り、患者及び医療に関わる全ての人々の立場を理解しながら、創薬科学研究者として果たすべき役割を認識し、地域と国際社会に対して責任ある行動をとる能力。•他者との積極的な意思疎通を図ることで、豊かな人間関係を築きながら自己の成長へとつなげることに努め、異なる考えや言語文化を有する人々の立場を理解し、誠実かつ柔軟なコミュニケーションをとる能力。入学定員:55人薬学科入学定員:50人創薬科学科Faculty of Pharmacy and Pharmaceutical Sciences薬学部21

元のページ  ../index.html#22

このブックを見る