就職の手引き [平成29(2017)年度]
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2 教員について❶公立学校の教員 公立学校の教員は、各都道府県及び政令指定都市の教育委員会が行う「教員採用選考検査」あるいは「教員採用候補者選考」などに基づいて採用されます。したがって、志望者はすべてこの教員採用選考試験を受けることが必要です。(ア)教員採用試験受験の手続き ◎募集要項等の配布 例年早いところでは、3月下旬頃から募集要項等の配布が始まるので、各都道府県及び政令指定都市の教育委員会まで請求しましょう。 希望者は、志望する県等の実施要領をできるだけ早く取り寄せ、受験資格、募集校種、試験日程、試験内容、出願手続きなどを確かめましょう。 ◎試験日と試験内容 試験方法は、各都道府県・市によって異なりますが、ごく一部の県を除きほとんどが1次・2次による選考方法をとっています。 多くの都道府県市が7月を中心に1次試験(筆記・実技など)を行い、後日、1次試験の合格者に対して8月から9月を中心に2次試験(面接・論作文など)を実施しています。 なお、試験内容は主に筆記試験、実技試験、面接及び適性試験などが標準的です。 ◎筆記試験 筆記試験は一般教養、教職教養(教職専門)、専門教科、論作文などが行われるのが一般的です。1)一般教養は人文科学、社会科学、自然科学の領域にわたって出題されます。2)教職教養は、教育原理(教育法規、教育史、生徒指導、学習指導要領、同和教育など),教育心理(発達、学習、教育評価、精神衛生など)などから出題されます。3)専門教科は、受験する学校種(小・中・高など)、免許教科別(国、数、英など)に実施されます。その他43

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