人間発達科学部案内2018
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授業や研究の様子 西洋史を概観する授業だが、単なる概説ではない。ウォーラーステインの近代世界システム論を枠組みに援用しつつ、西洋史に関する基本的・概括的な認識・知識を修得するとともに、地域史にこだわらずに歴史を広く捉える視座を持つことを目標として、授業を進めている。授業は講義形式で、資料プリントやパワーポイントを使って行われる。 災害には、耐震性のない建物の倒壊や原発安全神話などによって人的・経済的被害が大きくなるという人災の要素がある。人災であれば対処可能であり、都市社会に潜む人災の構造を考察し、減災の方法を論じる。 本学部が保有する附属農場で行われる授業。キュウリ、ナス、トマト、じゃがいも、さつまいもなどだけではなく、米、エゴマ、花卉などの様々な作物を種から育てて、収穫を楽しんでいる。世界システム概論都市減災論栽培技術実習 地理学の現場を体験し、調査研究を体感するための授業。写真は大巡検で訪れた神戸港震災メモリアルパーク。 都市計画における美観整備や歴史的建造物の保存、広告規制、景観法などの法整備について、各国の都市の取り組み事例を踏まえ解説する。また町並み景観整備に積極的に取り組んでいる富山市八尾地区等を視察する。 地域史の視点・方法を学ぶ。越中・富山を含めた諸地域の、特に近世以降の歴史を対象に、地域での生き方、地域史が現代社会に持つ意味などを考える。写真は富山市長慶寺の五百羅漢。 睡眠学では、日本人の多くがなぜ睡眠不足になりがちであるのか、また子どもの発達と睡眠習慣の確立には心身の健康だけではなく、学力にも影響することなどを最新の研究データに基づいて、解説している。基礎地域史睡眠学地理学フィールドワーク都市景観論 限られた部品で平屋の設計を行い、飴を投票権にしてコンペを行なっている様子。 物理学の基本法則を簡単な実験を通じて理解することを目標とする、中高理科免許の必修科目。測定方法や実験手順をグループ内で考えながら実験を行う中で、主体的に理科実験を行う力を養う。 「写真に写っている彼、柱にどれほどの力を加えているだろうか。彼の体重はm kgである。」、「彼が腕立て伏せをしたら、腕にかかる力はどれくらいか。」など、人の動きや力のかかり方について考える。 位置情報の意味や利用などについて学び、さらに活用できるようにする。各人のテーマに応じて情報を収集して地理情報システムを作成し、成果を報告して相互に検討しながら、さまざまな現象の分析を進めている。生活環境デザイン基礎物理学実験ヒトの動きの力学的解析地理情報学 環境社会デザインコース独自の必修授業。研究とはいかなるものかを体験的に学ぶ。また、一つの研究テーマに複数の人数で取り組むグループワークについても学ぶ。写真は研究報告会の模様。 「原発と地域経済」に関する卒論作成中の4年生のため、全員で志賀町役場資料の撮影を行った際のショット。ゼミのモットーは、‘One for all,All for one'。 「地理学とは何か?」を考える。地理学的伝統の変遷を追跡し、様々な対象・社会現象を地理学的に考察する方法を学ぶことにより、地理学的視角(Geographical Perspective)を理解する。 自分サイズ、自分デザインの衣服を製作する。パターンデザインから洋裁まで実習を行う。フランス式パターンデザインを体験する。スカート、キュロットスカート、ワンピースを製作した。笑顔で達成感はすごい!衣環境デザイン実習経済学演習人間社会の地理学プロジェクト研究 各栄養素の分類、体内での働き、消化と吸収などの栄養に関する基礎知識及び健康と食物摂取との関わりについて学ぶ。  わたしたちの生活に深く関わる科学技術施設の視察を通して、環境、エネルギー、健康など現代社会が抱える問題を考えるための複合的な視点を養う。 地学ゼミでの巡検。この日は、神岡鉱山内(岐阜県飛騨市)に重力波検出装置 のため、新たに採掘中のトンネル内部を見学。爆薬や重機を用いた採掘法、露 出した岩石の特徴を実地で学んだ。栄養学科学技術巡検地学ゼミ巡検 組織学総論・各論に関する実習を行っている。組織の形態にはその器官特有の機能が表現されることを、実感してもらう。写真は脳の組織。基礎生命科学実験 色彩の基礎理論、心理的効果、色彩調和論などについて講義する。また配色カードを用いて、色彩調和の形式や配色技法に関する演習を行う。さらにインテリア等の具体的な色彩計画についても解説する。カラーコーディネート論12

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