人間発達科学部案内2018
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人間情報コミュニケーションコース人間環境システム学科コースの特徴 国際化、情報化時代にある現在、言語、ICT(情報コミュニケーション技術)等の手段を駆使し、多様な文化的背景を持つ人々と協力して、地域レベルから国際的な諸分野まで活躍できる人材が求められています。人間情報コミュニケーションコースでは、言語、ICT、数理、メディアによるコミュニケーション能力を育て、新たな時代を切り開いていく人材を養成します。特別研究では、新しいコミュニケーション能力、表現方法の探求、支援技術や指導方法の開発など、バラエティに富んだ研究領域から選択し、深く追究していきます。先輩からひとこと 「人間情報コミュニケーションコースでは、言語、数理、メディア、ICTなどこれからの時代に求められる、幅広い分野を学ぶことができます。私は,ある授業を受けたことでコミュニケーションに興味を持ち、そこから今は方言について研究しています。方言といってもことばそのものではなく、方言から受ける印象について調べています。実は、私はもともと英語を専門に学ぼうとこのコースを選びました。しかし私のように途中で興味の対象が変わっても方向性を変えられるのは、幅広い分野を扱っているこのコースならではの利点だと思います。また、このコースには教員志望の学生はもちろん、そうでない学生もたくさんいます。それぞれ分野が違う仲間が身近にいることで刺激し合え、自分の価値観が広がります。そして価値観が広がれば将来の選択肢が広がることにもつながります。 このコースでは,はじめから自分の可能性や興味の対象を限定せず、幅広い分野を学ぶことで多くの『発見』と『仲間』に出会えます。あなたも人間情報コミュニケーションコースで未来の可能性を最大限に広げてみませんか。」(4年 竹村和香奈さん) 「人間情報コミュニケーションコースには、主に言語、情報・メディア、数理といった分野があります。また、それぞれの中でさらに分野が細分化されるので、学びの選択肢は多岐にわたります。これら全く異なる分野を幅広く学べることがこのコースの大きな魅力です。そして最終的には、自分が最も興味をもった分野でテーマを決めて研究していくことになります。 私はコースでは数学を専攻しており、将来は数学の教師を目指しています。大学の数学を学んでいると、高校までに学んできた数学の本質をよく理解することができます。たとえば、高校では証明されなかった公式がどのような考えから導かれているのか学んだり、実際に証明したりします。純粋に数学という学問に向き合えることはもちろんですが、講義を通して得た数学の知識は、教師として数学を教える際の基盤になっています。 また、自分の専門以外の分野についても積極的に学んでいます。たとえば、英文多読を通して語彙に関する知識を身に着けたり、ICTの教育利用を考えたりetc...こうして多種多様に学ぶことで、様々な知識を得るとともに人間的にも成長できると思っています。みなさんも枠にとらわれず、好奇心や知識欲を膨らませて色んなことを学んでほしいと思います。多くの分野が混在するということは、それだけ異なる価値観をもった学生が多くいます。講義や日常で他の学生と関わることで、お互いに刺激し合い、学び合うことができます。そうすることもまた、自身が成長する大切なきっかけとなります。 大学生活は良くも悪くも自分の意志が試されます。いろいろことに挑戦できることが大学生の特権です。一つのことにとどまらないこのコースで、あなたを自分好みの色に染めてみませんか?」(4年 堀真之輔さん)取得可能な免許・資格 人間情報コミュニケーションコースでは、中学校教諭1種免許(数学・英語)が取得可能で、これらの免許の取得を条件として小学校教論1種免許、高等学校教諭1種免許(数学、英語)を取得する事が可能になります。就職状況 どの分野の職種でも、コミュニケーション能力は最も求められる能力です。また、情報や言語、表現といった専門的知識を活かし、様々な活躍の場を広げています。大学院進学者を除いて、これまでの卒業生は、学校教員、国・地方公務員(県庁・市役所職員)、IT関連企業(システム開発、Webデザイン)、広告、印刷出版、映像制作、マスコミ関係、イベント関係、一般企業等に就職しています。カリキュラムの特徴 人間の様々なコミュニケーションとメディアについて、1.理論的な内容「言語コミュニケーション論」、「異文化コミュニケーション論」、「線形システム概論」、「メディアコミュニケーション概論」、「メディア芸術論」など2.ICT、英語を道具として使いこなす実践力を養う演習「情報集中演習」、「英語集中演習」、「テクニカル・ライティング」、「メディアデータ編集法」などのように理論的な内容と実践力を養う演習を通して、バランス良く学びます。また、コース内の様々な分野の科目だけでなく、他の学科、コースの科目を組み合わせることで、自分の興味関心や将来の職業に合わせた特色を持ったカリキュラムを作ることができます。教員一覧と専門分野荻原 洋(応用言語学・言語習得論)上山 輝(デザイン・マルチメディア・映像)黒田 卓(メディア教育・教育工学)竹腰 佳誉子(アメリカ文学・異文化コミュニケーション)竹村 哲(システム思考・問題解決学・創造性開発)鼓  みどり(メディア論・メディア史)内藤 亮一(英文学・シェイクスピア)西田谷 洋(日本近代文学)松本 淸(鍵盤楽器・音楽理論・作曲・指揮法)宮城 信(日本語学・国語教育)山口 範和(偏微分方程式論・数学解析)□□□ Information and International Communication Sciences □英語力を活かした仕事をしたい人□IT企業で活躍したい人□メディアクリエーターを目指す人□数学、英語の先生を目指す人こんな人にお勧めします!写真左:4年 竹村和香奈さん<富山県出身>写真右:4年 堀真之輔さん<長野県出身>モデルカリキュラムは学部の公式ウェブサイト内にあります。http://www.edu.u-toyama.ac.jp/curriculum/13

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