富山大学人文学部案内2018
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言語からヨーロッパの文化に迫る。野牧 遼(のまき りょう)さん ドイツ言語文化 ヨーロッパ言語文化コースは、ドイツ言語文化・フランス言語文化・ロシア言語文化の3つの教育研究分野からなるコースです。学生はこの3つの教育研究分野から1つを自分の専攻分野に選び、それに応じてドイツ・フランス・ロシアいずれかの言語の高度な運用能力を養います。そのような外国語能力に加えて、広い文化的視野と専門的知識を備えた国際的に活躍できる人材を育成します。 学生はネイティブ・スピーカーによる授業で「聞き」「話し」「書く」能力を高め、また購読・演習・特殊講義等により文献資料を読み解き、情報を収集分析して、自らの意見を発表する訓練を行います。また、各文化圏の専門的知識を深め、ヨーロッパをより多元的な相のもとに把握するための知識を習得します。希望者は、研修や留学などを通じて、ヨーロッパの言語と文化に直接触れることもできます。 高校生の頃、僕は大学では語学を専門的に学びたいと思っていました。そんな中で出会ったのが富山大学人文学部でした。 富山大学人文学部では、1年生の時に英語の他にもう一つの言語を履修しなければなりません。僕はサッカーが好きで趣味としているのですが、そのサッカーが盛んで強い国であるドイツに以前から興味を持っていたこともあって、自然とドイツ語を履修することにしました。 しかし、いざ勉強を始めてみると、冠詞など、英語とは異なるところが数多くあり、新たに覚えなければならないことばかり・・・。けれどもそのことで逆に「やってやろう!」という強い意欲が湧き、2年生以降はドイツ言語文化を専門とすることとなりました。 今では、言語だけではなく、文学、歴史など、ドイツおよびドイツ語圏に関わる様々なことを講義や実習、演習などの授業を通して学んでいます。 まだまだ語学力、知識とも十分ではありませんが、例えばドイツ人のサッカー選手がSNSにドイツ語で発信していることが少しでも理解できると、そんな時は達成感を覚えるとともに、「もっとわかるようになりたい!」と、更なる学びへのモチベーションが得られています。 先生方は親切に指導をしてくださいます。また少人数のコースのため、学生間のコミュニケーションも取りやすく、とても学びやすい環境だと思っています。モチベーションをもって、更に学びたい。ヨーロッパ言語文化コース深い言語の知識をもって、豊穣なヨーロッパの文化に迫る。1可能性、無限大。●教員の専門分野■ドイツ文学■ドイツ語学■フランス文学■ロシア文学■外国語教育専任 教員(ドイツ語)■外国語教育専任 教員(ロシア語)教 授教 授准教授教 授准教授教 授准教授教 授教 授宮内 伸子黒田  廉阿部 美規中島 淑恵梅澤  礼中澤 敦夫武田 昭文ヴォルフガング・ツォウベクマルガリータ・アレクサンドロヴナ・カザケヴィチドイツ近代文学、翻訳を通した日独語対照研究現代ドイツ語学、複合動詞の意味・統語ドイツ語史、ドイツ語統語論の通時的研究近代詩、比較文学(ボードレール、ハーン、ヴィヴィアン)近代小説と犯罪、医学、都市計画(ユゴー、マロ)ロシア中世文学・文化史19・20世紀のロシア文学ドイツと日本の民衆演劇ロシア語教育学・教授法ドイツ言語文化フランス言語文化ロシア言語文化Student'sVoice在学生からのメッセージ23êçAü

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