大学院医学薬学研究部(医学)の木村友厚教授らのグループは選択的c-Fos/AP-1 阻害薬が軟骨の再生と腰痛を改善できる可能性があることを証明

 大学院医学薬学研究部(医学)の木村友厚教授、関庄二助教、附属病院牧野紘士医師のグループは、大学院医学薬学研究部(医学)の山崎光章教授グループとの共同研究で、c-fos/Ap-1という転写因子を阻害する薬で、リウマチ薬として開発された薬が軟骨の再生と腰痛を改善できる可能性があることを世界で初めて証明しました。
 これまで腰痛に対しては、痛みをとる薬(NSAIDS)が一般的でしたが、椎間板を修復できる薬はありませんでした。この治療薬は椎間板の修復と痛みを同時に解決できる可能性があります。
 この研究成果は、12月5日付けの英国科学雑誌「Scientific Reports 」論文名:「A selective inhibition of c-Fos/activator protein-1 as a potential therapeutic target for intervertebral disc degeneration and associated pain 」のオンライン版に掲載されました。

プレスリリース [PDF, 301KB]