大学院医学薬学研究部(医学)井ノ口教授らのグループが記憶のアイデンティティを保つ仕組みを解明

 JST戦略的創造研究推進事業の一環として、富山大学 大学院医学薬学研究部(医学)生化学講座の井ノ口 馨 教授らは、マウスで、関連付けられた記憶それぞれのアイデンティティは、シナプス特異性が担っていることを世界で初めて明らかにしました。
記憶のアイデンティティの喪失は、記憶障害を伴う認知症などに密接に関わっていることから、本成果はこれらの疾患の予防・治療法の創出にもつながると期待されます。

 本研究成果は、2018年6月15日(米国東部時間)に米国科学誌「Science」のオンライン版(論文名:Synapse-specific Representation of the Identity of Overlapping Memory Engrams)に掲載されました。

プレスリリース [PDF, 971KB]