富山大学大学院医学薬学研究部(医学)解剖学・神経科学講座の竹内勇一 助教が、平成30年度日本動物学会奨励賞とZoological Science Award(論文賞)を受賞

 富山大学大学院医学薬学研究部(医学)解剖学・神経科学講座の竹内勇一 助教が、日本動物学会奨励賞と Zoological Science Award(論文賞)を受賞し、2018年12月9日に東京大学で開催された第89回日本動物学会において授賞式が行われました。
 竹内勇一 助教の奨励賞の受賞研究課題名は、「魚類の左右性における生態学的役割とその神経基盤」で、魚類の右利き・左利きの仕組みに関し、生態・形態・生理・行動の分野の壁を超えた研究を推し進め、多くの重要な知見を積み上げて高く評価されたとして、日本動物学会奨励賞を受賞しました。
 Zoological Science Award(論文賞)の受賞論文名は、「Laterality is Universal Among Fishes but Increasingly Cryptic Among Derived Groups」で、Zoological Science, 34: 267-274に掲載されています。この論文では、様々な魚類分類群における左右性を網羅的に解析し、系統樹にマッピングして進化プロセスを解析することで、魚類における左右性の普遍性を示した記念碑的成果として認められ、受賞に至りました。

授賞式