神経の髄鞘形成などに関与するオリゴデンドロサイト前駆細胞の新規再生様式を発見

 富山大学大学院医学薬学研究部(医学)病態・病理学講座の山本講師、笹原教授らは、新規に作出した血小板由来増殖因子受容体α(PDGFRα)のコンディショナルノックアウトマウス(CAGG-iKO)を解析し、神経の髄鞘形成などに大きくかかわるオリゴデンドロサイト前駆細胞(OPC: oligodendrocyte progenitor cell)の新しい再生様式と細胞ソースを発見しました。また、それらの新しい再生OPCは髄鞘形成能を示すオリゴデンドロサイトに分化することも確認できました。本研究の結果、神経難病である多発性硬化症(MS)や筋萎縮性側索硬化症(ALS)などの新しい治療法開発が期待できます。

プレスリリース [PDF, 807KB]