味噌汁、ヨーグルト、納豆の摂取頻度が多いことは早期早産のなりにくさと関連がある(エコチル調査より)

 富山大学附属病院産科婦人科 齋藤滋 教授(現 富山大学長)、伊藤実香 診療助手らのグループは、早産のリスク因子を持たない女性で、妊娠前に、味噌汁、ヨーグルト、納豆を食べる頻度が多い人は、妊娠34週までにうまれてしまう早期早産の発生が少なくなることを明らかにしました。

 これまで、欧米の研究から、ヨーグルトの摂取が早産のリスクを減らす可能性があるということが示されてきました。しかし、味噌汁・納豆といった日本食特有の発酵食品については検討されていませんでした。

 妊娠前の発酵食品摂取頻度を約7万8千人の妊娠女性を対象に評価し、妊娠期間の検討を行ったのは世界で初めてであり、画期的な結果です。

 この研究成果は医学専門誌「Environmental Health and Preventive Medicine」に2019年5月1日付でオンライン掲載されました。

プレスリリース [PDF, 352KB]