「日本学術会議 in 富山」を開催

 6月28日(金)、富山大学五福キャンパス黒田講堂ホールにて「日本学術会議in富山~富山から発信する学術研究とSDGs対応~」が開催されました。これは、日本学術会議が昨年度より各地域で開催されるようになったことを受け、京都・札幌に続き、全国で3番目の開催となります。今回は、日本学術会議から山極会長や渡辺副会長をお迎えし、中部地区の国立大学関係者や学生、一般市民など約350名が来場し、盛大に行われました。
 齋藤学長の挨拶の後、第1部では、本学が誇る世界水準の学術研究を紹介しました。まず、医学薬学研究部の井ノ口教授より、世界トップレベルの脳科学研究の成果として「記憶の神経科学的実体」の講演を、引き続き、和漢医薬学総合研究所の東田教授より、本学の伝統ある研究を踏まえた「和漢薬を基盤とした神経疾患治療薬開発」について講演しました。
 第2部では、学術研究とSDGs対応の観点から、本学理工学研究部の張教授・椿教授より、それぞれ関連する研究発表を行い、富山市の本田政策監より、富山市のSDGsに対する取組みについて発表いたしました。その後、上記3名の第2部講演者に加え、山極会長・産業界・地域住民の6名によるパネルディスカッションが行われ、参加者は最後まで熱心に耳を傾けていました。

開催挨拶をする齋藤学長
井ノ口教授の講演に熱心に耳を傾ける参加者
パネルディスカッションでコメントする日本学術会議 山極会長(右から4番目)