2種類の摂食抑制ペプチドの相互作用を解明

国立大学法人富山大学池田真行理事・副学長および富山大学学術研究部理学系望月貴年 教授、森岡絵里 助教らの研究グループは、摂食抑制ペプチドとして知られるコレシストキニンとレプチンが、視床下部ニューロンの細胞内情報伝達レベルにおいて、共役的な関係にあることを初めて明らかにしました。コレシストキニンとレプチンの受容体が、摂食行動の抑制に関与することは知られていましたが、両者の相互作用については不明な点が多くありました。今回の研究成果は、肥満症のメカニズム解明や新たな治療戦略の確立に繋がるものと期待されます。

本成果は、英国の電子ジャーナル「Scientific Reports」において、英国時間2020年7月20日10時(日本時間20日18時)に掲載されました。

プレスリリース [PDF, 513KB]