JICA 技術協力プロジェクト

国際協力機構(JICA)技術協力プロジェクトとは

国際協力機構(JICA)が海外で実施する中心的な事業のひとつです。それぞれの現場の状況に応じたオーダーメイドの協力計画を相手国と共同で作りあげ、日本と途上国の知識・経験・技術を活かして、一定の期間内でともに問題を解決していく取り組みです。

プロジェクトの主な協力ツールには、「専門家派遣」と「研修員の受入れ」及び「機材供与」があり、状況に応じてこれらが組み合わせられます。

専門家派遣とは、開発途上国からの要請に基づいて、専門性を有した的確な人材を派遣し、その国の経済社会開発の中心となる行政官や技術者に即似の実情に即した技術を移転したり、提言を行ったりすることで、相手国の人作り、組織・制度作りに貢献するものです。研修員受入れとともに開発途上国における人作り協力の重要な柱としての役割を担っています。

研修員の受入れは、JICAが日本政府による開発途上国に対するODA(政府開発援助)の一環として実施している技術協力事業です。開発途上国や地域の中核的な行政官、技術者、研究者を対象としています。日本の中央・地方行政組織、大学、民間などを活用し、それぞれの国で必要とされている知識や技術を研修員に伝えて、各国の課題の解決に役立ててもらおうというもので、JICAの技術協力の中でもっとも基本的な事業の一つです。研修の本来の成果に加えて、本邦での滞在により日本の産業・文化に触れ、お互いの考え方や行動様式を理解し合うことによって、国民相互の友好親善に貢献することも目的としています。

富山大学ではJICAと協力し、専門家を派遣し現地での技術指導などを行ってきました。また、JICA北陸との連携により優秀な研究者を受託研修員として受け入れています。

JICA技術協力プロジェクト・プロセスフロー

プロジェクト計画時には明確な達成目標設定のため、「妥当性・有効性・効率性・インパクト・自立発展性」の5つの評価項目による事前調査を行います。中間評価実施など適宜計画を見直しながら、プロジェクトを成功に導きます。

専門家派遣 実績

富山大学は国際協力機構(JICA)の技術開発プロジェクトに協力し、専門家を派遣し現地での技術指導などを行ってきました。

ミャンマー伝統医療プロジェクト

期間
2006年11月~2009年1月
国名
ミャンマー
概要
ミャンマーでは、長い歴史を持ち、安価で副作用の少ない伝統医療に一般民衆が信頼を置き、貧困層を中心に多くの国民が日常的に利用しています。この伝統医療の担い手は、保健省から診療免許を交付された伝統療法士です。伝統療法士の薬草に関する知識を向上させると同時に、保健省による伝統療法士の人材育成サービスを改善することが目的です。

ボルジュ・セドリア・テクノパーク建設事業

期間
2005年6月~2011年9月
国名
チュニジア
概要
ボルジュ・セドリア・テクノパークの研究者が日本の大学へ留学すること等を支援することにより、チュニジア側研究者が日本の知見を活用して能力向上を図ることを支援します。
Centre De Biotechnologie De Borj Cedriaの一部門であるCenter of Biotechnologは、植物のバイオテクノロジーに特化した研究所であり、4つの研究室があります。その1つに所属する研究者は、以前に当生薬学研究室で研修した経験があり、抗ウイルス薬の開発を担当しています。今回の目的は、日本からの帰国後の研究者の研究進捗状況及び研究施設の整備状況を把握することです。

ミャンマー伝統医療研究協力プロジェクト

期間
2002年8月~2005年3月
国名
ミャンマー
概要
伝統医療専門学校の大学化のため、研究部門の強化を図ることが目的です。

感染症および寄生虫症研究対策プロジェクト

期間
2001年5月~2006年4月
国名
ケニア
概要
ケニア中央医学研究所の人材育成および適正技術の移転を通じて、ケニアにおける血液安全性(HIV/AIDS、ウイルス性肝炎)、日和見感染症および伝統医学に関する基礎研究を発展させるとともに、同国の感染症対策の向上・強化を図ること、また「橋本イニシアティブ」に基づく寄生虫対策に係る人材育成および情報ネットワークを構築することを目的とし、B型肝炎およびエイズウィルスの簡易血液診断キットを開発するなど、一貫してウィルス、細菌、寄生虫の感染症の基礎、臨床研究を基盤とした予防・治療対策を重点に協力を行いました。

カンピーナス大学消化器病診断センタープロジェクト

期間
1990年~1995年
国名
ブラジル
概要
ブラジルで急増し問題となっていた、食道静脈瘤疾患等の出血性消化器疾患の原因究明と診断・治療法の確立を目的とし、ラテンアメリカ諸国およびポルトガル語圏アフリカ諸国に対して消化器病に関する第三国集団研修の実施と、消化器病診断および治療技術に関する技術移転を行いました。その結果消化器内科・消化器外科・肝臓疾患における診断技術の向上とX線・超音波・内視鏡診断技術の向上が見られ、技術移転の成果を収めました。

カンピーナス大学臨床研究プロジェクト

期間
1997年4月~2002年3月
国名
ブラジル
概要
カンピーナス大学付属病院において、エイズ患者や肝臓病患者の死亡率低下のため、エイズにおける臨床検査技術や薬剤感受性試験(MICテスト)技術等のエイズ真菌感染症分野、及び肝臓病の臨床診断技術や治療技術等の肝臓病分野の臨床研究および訓練機能を強化することを目標とし、エイズ分野および肝臓病分野において正の効果をあげることができました。

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研修員受入 実績

富山大学は国際協力機構(JICA)の技術開発プロジェクトに協力し、優秀な若手研究者を受託研修員等として受け入れてきました。

日墨交流計画(2010年5月11日~2010年11月5日)

国名
メキシコ
人数
2名
研修科目
工業デザイン
受入学部等
芸術文化学部

JICA 第38回日墨交流計画(2010年) 詳細

日墨交流計画(2006年5月11日~2006年11月6日)

国名
メキシコ
人数
2名
研修科目
工業デザイン
受入学部等
芸術文化学部