富山大学発 放射線に関する情報発信 特別講演会
「放射線を知る、放射線で診て、治す」を開催しました

 「富山大学発 放射線に関する情報発信 特別講演会『放射線を知る、放射線で診て、治す』」を11月26日に開催しました。
 この講演会は、東日本大震災から3年の節目を迎えるにあたり、大学による積極的な情報発信の場として昨年度に引き続き企画されたものです。当日は100人余りの学生や一般市民等の参加がありました。
 講演会では、本学大学院医学薬学研究部(医学)近藤隆教授による開会の挨拶の後、遠藤学長の挨拶があり、続いて「放射線を知る」と題して、水素同位体科学研究センターの原正憲准教授から放射線の基礎知識について講演が行われました。 また、福井大学高エネルギー医学研究センターの松本英樹准教授からは、放射線による健康への影響について講演があり、引き続き、「放射線で診て、治す」と題し、最新の放射線診断や癌治療について、本学大学院医学薬学研究部の野口京教授及び東京女子医科大学放射線腫瘍学講座の三橋紀夫主任教授から講演がありました。
 聴講者からは、「放射線による診断技術の進歩や、放射線による最先端の癌治療の有効性に非常に驚いた」という意見が多数寄せられ、来場者は放射線の基礎知識や最先端の医療技術の講演に熱心に耳を傾けていました。
 12月21日には、「富山大学発 放射線に関する情報発信」の第二弾としてシンポジウム「震災から3年を迎えて 環境と放射線―福島は今―」を開催します。12月22日には富山県立イタイイタイ病資料館の見学会を企画しています。

  • 講演会の様子講演会の様子
  • 講演する三橋紀夫主任教授講演する三橋紀夫主任教授