「大型低温重力波望遠鏡・KAGRA 第一期実験施設完成」記者会見が富山大学で行われました

 2015年11月6日、富山大学五福キャンパス黒田講堂において、東京大学宇宙線研究所、高エネルギー加速器研究機構並びに自然科学研究機構国立天文台の3機関が、国内外のさまざまな研究機関・大学の研究者と共同で建設を進めてきた「大型低温重力波望遠鏡・KAGRA」の第一期実験施設完成の記者会見が行われました。会見では、今年のノーベル物理学賞を受賞された、梶田隆章 東京大学宇宙線研究所長らがKAGRA第一期実験施設の完成報告を行いました。
 富山大学は、KAGRAから最も近い場所に立地する国立大学法人であり、12年度から同プロジェクトに参加し、研究者や学生を派遣しています。また、今年2月には理工系4部局(理学部、工学部、大学院理工学教育部、大学院理工学研究部)が東京大学宇宙線研究所と「重力波研究推進のための教育・研究協力に関する覚書」を締結し、さらなる交流の強化を図っています。
 会見後には、富山市内でKAGRA実験施設第一期完成記念式典が行われ、本学の遠藤俊郎学長が出席し来賓挨拶を行いました。

会見を行う 梶田隆章 東京大学宇宙線研究所長
会見を行う 梶田隆章 東京大学宇宙線研究所長

記念式典に出席した遠藤学長(左)と五神 真 東京大学総長(右)
記念式典に出席した遠藤学長(左)と五神 真 東京大学総長(右)