文科省・ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ事業 国際シンポジウムを開催

 2016年3月28日、富山大学では、文部科学省科学技術人材育成費補助事業の助成による国際シンポジウム「How Humans Evolved Supersize Brains -The Growth of the Brain-(いかにしてヒトの脳は発達したか -脳の発達の軌跡- )」を開催しました。
 本学の松井三枝大学院医学薬学研究部(医学)准教授が座長を務め、第一部では、日米の若手研究者が、新生児から大人までどのようにして脳が発達するかを追った研究を紹介しました。第二部では、人間の脳がどのように進化したか、国内外からの専門家を招き、その軌跡を追った研究を紹介しました。神経科学、心理学、小児科学、精神医学、神経放射線学などの専門家が日ごろの研究の成果を報告し、濱田穣京大霊長類研究所教授や大石健一ジョンズホプキンス大准教授などが講演を行いました。
 他の生物と比較して人間の脳はなぜここまで大きくなったのか、人間の脳の発達は他の霊長類とどのように異なるのかについて、さまざまな分野からの知見をもとに考える良い機会となりました。

松井三枝准教授の挨拶
松井三枝准教授の挨拶
スタッフ・演者一同
スタッフ・演者一同