女性研究者による放射線情報発信講演会 「放射線と健康 先端科学からがん治療まで」を開催
富山大学では、2016年12月17日に、国際女性会議「WAW!2016」シャインウィークス公式サイドイベントとして女性研究者による放射線情報発信講演会を開催しました。
東京大学農学生命科学研究科特任教授の中西友子氏が、「放射線が拓く最新の植物科学とその応用-福島事故の解析結果を含めて-」と題して基調講演を行い、続いて3名の女性研究者(量子科学技術研究開発機構の神田玲子氏、東京大学大学院医学系研究科の細谷紀子氏、京都大学大学院医学研究科の後藤容子氏)が、放射線の健康リスクや健康科学、放射線治療について最新の研究を大変分りやすくお話しくださいました。
学生や教職員、一般市民を含む110名が熱心に聴講し、活発な質疑応答が行われました。本学では、福島第一原子力発電所の事故以来継続して放射線に関する情報発信を行っていますが、5年が経過した現在、急速に薄れようとしている放射線への関心を喚起する取組となりました。会場エントランスには、ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(特色型)事業で作成した本学女性研究者のパネル展示も行い、シャインウィークス公式サイドイベントを飾りました。