文部科学省 ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(特色型)事業シンポジウム 『FUTURE EARTH 海の大河から見えてくる環日本海のこれまで、これから』を開催

 5月12日、環日本海地域の環境保全に関するシンポジウムを開催ました。日本海は温暖化の影響が顕著なことから、世界的な研究の舞台として注目を集めています。中でも高低差4,000mを有する富山県は世界の縮図ともいえ、富山大学では「高低差4,000m富山環境」プロジェクトを立上げ、十数年にわたる研究と教育でリードしてきました。シンポジウムでは、ロシア・韓国・中国・日本から環境学、法律学、人文社会科学の研究者、里山を資源に活動する農業実践者がパネリストとなり、環日本海地域や富山の環境保全の現状について報告しました。ディスカッションでは互いの環境が密接につながっており、人と自然、研究者と実践者など、様々な活動の中でも互いがつながることの重要性を改めて確認しました。
 このシンポジウムは文部科学省科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(特色型)」の助成により、理学部の張 勁教授が企画・運営したもので、当日は約100名が参加し、「各国の問題には共通するものがあり、協力の重要性を学んだ」「実践してわかることがある、という部分が勉強になった」などの声が聞かれました。

左から 張 勁教授、神山智美准教授、河上めぐみ氏、吉田尚郁氏、Dr.ヴィアチェスラフ ロバノフ、Dr.ギョン リュル キム、Dr.スーメイ リュウ
左から 張 勁教授、神山智美准教授、河上めぐみ氏、吉田尚郁氏、
Dr.ヴィアチェスラフ ロバノフ、Dr.ギョン リュル キム、Dr.スーメイ リュウ

会場風景
会場風景