都市デザイン学部の平成30年4月設置が決定しました

　この度文部科学省から、申請中であった都市デザイン学部の新設について、大学設置・学校法人審議会の審議の結果、設置を可とする旨の通知がありました。
　また本学が文部科学省に提出した経済学部及び工学部の設置報告書も受理され、同じく平成30年4月の改組が決定しております。
　都市デザイン学部の新設やその他学部の改組、学生定員の変更等の詳細につきましては、平成30年度富山大学の学部・学科再編よりご覧ください。

都市デザイン学部設置の決定に寄せて

遠藤俊郎学長　都市デザイン学部設置の決定について
　富山大学は、平成17年の再編統合から12年6か月を経て、新たな大学として生まれ変わろうとしております。この改革の中核をなすのが、「都市デザイン学部新設」と「全学教養教育一元化」の実現であります。
　この度、「都市デザイン学部」の平成30年4月設置が認められましたことは、文部科学省を始めとした関係機関、本学関係者並びにご支援いただきました皆様方の努力の結果であり、大変喜ばしく思うとともに、深く感謝申し上げます。

　都市デザイン学部について
　本学が目指す都市デザインとは、従来のurbanやcityの概念に留まらず、人々が日々の生活を営むあらゆる領域を想定した「都市」を、安全・安心・快適である理想的な状況を具現化（デザイン）することと定義しております。そのために、自然災害の予測やリスク管理などを学ぶ「地球システム科学科」、都市と交通の創造などを学ぶ「都市・交通デザイン学科」、社会基盤材料の開発などを学ぶ「材料デザイン工学科」からなる全国的にも異色で特色ある3学科構成としました。これは「都市」という多様な機能に対し、既存の学問体系では総合的に対応することが困難との思いがあり、理学・工学・社会科学・芸術文化学の学際的融合分野による学びが必要と考えたためです。またこれらの分野に加え、本学が有する医学や薬学、人文科学など諸分野の英知も結集させ、ALL富山大学による教育を実現させたいと考えております。
　都市デザイン学部には、各専門領域の知識や技術を始め「都市」に集う人々について総合的に学び、社会インフラや社会コミュニティなど人々の生活を守り、更に新たな世界を創り出していくことが求められています。そのために課題を俯瞰的に捉えた上で具体的な解決策を提示・実践することにより、都市や地域の創生と持続的発展を担う人材を育成してまいります。また、先導的な教育や質保証の取組を実施するなど改革を牽引し、本学の更なる発展を目指します。
　今後、本学部に集う学生の皆さんには、先進的な幅広い分野に渡る学びをとおして、国内外を問わず人々の未来を切り拓くことのできる革新的な力を身に付けていただきたいと思います。

　教養教育改革・学部改組について
　平成30年4月から実施する全学教養教育の一元化は、再編統合以来の懸案であり、今後の本学の教育基盤となる最重要課題として取組を進めます。
　更に、工学部において時代の変化に合わせて積極的に社会を支える人材を育成するため6学科から1学科5コースに、芸術文化学部において実技系と理論系との異なる属性の学生が共に学ぶ「融合教育」を促進するため1学科5コースから4コースに改組いたします。
　都市デザイン学部の設置を契機とし、富山大学全体で改革を進めてまいります。

　結びに代えて
　時代・社会のニーズは大きく変化しており、国立大学における財務・運営状況も、過去にはない厳しいものとなっています。
　私達富山大学教職員一同は、「学内資源の選択と集中」の視点を持ち、総合大学としての持てる力、機能の再構築を図ってまいります。皆様方におかれましては、今後とも「国立大学・富山大学」の現状と将来について、見守っていただき、ご理解ご支援ご提言をお願いいたします。

平成29年9月4日
富山大学長　遠藤俊郎

都市デザイン学部ウェブサイト

都市デザイン学部概要

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富山大学都市デザイン学部の概要 [PDF, 504KB]

【入学者選抜試験について】: 詳細については、平成30年度入学者選抜要項をご覧ください。
なお今後、具体的な内容を定めた「学生募集要項」についても順次公表する予定です。
入学者選抜試験の詳細につきましては、「入試情報：入試の種類と募集要項」のページをご確認ください。
※「入学者選抜要項」や「学生募集要項」などの情報が確認できます。