富山大学案内2018
19/52

 工学部への入学後、1年次は、教養教育に加え、工学の基礎となる科目を学び、2年次から各コースの専門分野について講義、実験、実習を通じて学習していきます。4年次にはそれぞれの研究室に所属し、研究を行い卒業論文を作成します。 工学とは自然科学を利用して社会の課題を解決する学問ですが、“ものづくり”の学問とも言われます。実際に、皆さんの身のまわりや産業のいたるところに工学である“ものづくり”が寄与しています。しかしながら社会に貢献できる“ものづくり”を実践するためには、基礎となる原理の理解や幅広い知識、独創力や倫理観、議論や説明に必要なコミュニケーション能力、これら全てをでき上がる“もの”に注ぎ込む“志”が必要です。ですから、本物の“ものづくり”ができる技術者や研究者になるためには、まず“ひとづくり”が必要です。皆さんは将来社会を支える中核人材になるために、身に付けた知識や技術を使って新しい課題を解決する体験を積んでください。そして、社会で直面する様々な課題に立ち向かう自信を付けて将来に向けて飛立って行って下さい。工学部教職員一同、皆さんを心から応援し、一緒に“ひとづくり”に日々精進していきます。“ものづくり”のための“ひとづくり”を工学部で工学部長會澤 宣一主な就職先〈2016年度卒業者〉取得可能な免許・資格学修の流れ全コース ● 高等学校教諭1種免許状(工業)電気電子工学コース ● 電気主任技術者 ● 電気通信主任技術者 ● 陸上及び海上無線技術士 など知能情報工学コース ● 情報処理技術者全般 ● 応用情報技術者 など機械工学コース ● 技術士 ● ボイラー技士 ● 危険物取扱者 など生命工学コース ● 生命工学科 ● 衛生工学衛生管理者 ● 毒物劇物取扱責任者 など応用化学コース ● 危険物取扱者 ● 毒物劇物取扱責任者 など工学部 ● 資生堂 ● 富士薬品 ● アストラゼネカ ● 鳥居薬品 ● 救急薬品工業 ● YKK AP ● YKK ● 大同特殊鋼 ● アマダホールディングス ● マキタ ● オークマ ● 澁谷工業 ● 津田駒工業 ● アルプス電気マレーシア ● セイコーエプソン ● アイシン・エィ・ダブリュ ● アイシン軽金属 ● アイシン精機 ● スズキ ● 北陸電力 ● NTT西日本 ● 神田通信機 ● 北陸銀行 ● 公務員(国土交通省、富山県警、石川県警、新潟市役所 など)[主な進学先] : 富山大学大学院理工学教育部修士課程(工学系)、電気通信大学大学院、名古屋大学大学院、上越教育大学大学院理工学教育部修士課程(工学系) ● トーエネック ● ナカボーテック ● 花王 ● 住友理工 ● セントラル硝子 ● 信越化学工業 ● YKK AP ● YKK ● 大同特殊鋼 ● テクノメディカ ● 澁谷工業 ● 日本電産 ● アルプス電気 ● 東芝 ● セイコーエプソン ● 三菱電機 ● アイシン精機 ● スズキ ● トヨタ自動車 ● 日立造船 ● ヤマハ発動機 ● 本田技研工業 ● 北陸電力 ● 日立国際電気 ● DMM.comラボ ● アルプス技研 ● 公務員(国土交通省、富山市役所 など)学科の情報や詳しいカリキュラムはこちらから学部長からのメッセージ学部1年2年3年4年1年2年修士・就職など就職修士課程専門教育教養教育科目コア教育プログラム 各コースで実施する専門教育 コース基礎科目、コース専門科目融合教育プログラム(選択)コース横断型の専門教育社会中核人材育成プログラム(選択)リーダー育成科目、地域志向科目など共通基礎科目・共通専門科目工学概論、数学・理科の基礎科目、インターンシップなど進学卒業論文修士論文固体力学、強度設計、生産精密、機能材料、熱、流体、環境・数理、知能機械、制御、計測、応用機械など総合的で、社会的役割を視野に入れた人材の育成を目的としています。機械工学コース電気エネルギーの発生・伝送・変換から通信・制御・計測技術、さらに電子デバイスやロボティクスなど、電気・電子・情報に関する幅広い教育を行い、社会の基盤技術を担う人材を育成しています。電気電子工学コース生命体の仕組みとその巧みさを学び、それらを人々の健康や生活に役立つものづくりに応用し、人類の幸福と発展に貢献できる研究者、技術者の育成をめざしています。生命工学コース高度情報化社会の要請に応え、10年後、20年後に主役を担える情報技術者・研究者を育てるため、将来を見据えた教育を行っています。カリキュラムでは、実験・実習に多くの時間を充て、技術が確実に身につくよう工夫しています。また、情報および関連分野の重要科目をバランスよく配置し、それらが有機的に結びつくように開講時期を設定しています。知能情報工学コース地球環境を維持しながらも、人類の生活を豊かにする物質を創造し、化学の基礎知識と理解力を駆使して環境調和型社会で活躍できる、「ものづくり」のリーダー育成をめざします。限りあるエネルギー資源の有効利用や新たなエネルギー源の開発を行うと共に、地球環境の改善を図る革新的な技術の開発をめざす未来志向型の人を育てたいと考えています。応用化学コース18

元のページ  ../index.html#19

このブックを見る