富山大学案内2018
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 医学部には医学科と看護学科があります。入学後1年間は、五福キャンパスでまず教養教育を学び、幅広く深い教養を積むと共に、医学や看護学を学ぶ準備教育を行います。2年次には本学部の特徴の一つである「和漢医薬学入門」を開講しています。医学科のカリキュラムでは、2年次から「解剖学」等の専門教育科目の授業が主となり、3年次からは臓器別に基礎と臨床の先生が相互に協力して行う統合型教育が始まります。4年次に行われる「臨床実習開始前の学生評価のための共用試験」を合格した後、本学附属病院を中心に臨床実習を行います。また6年次で行う「選択制臨床実習」では、本学附属病院以外にも地域の関連教育病院等での研修も可能です。看護学科のカリキュラムでは、1年次から2年次にかけて看護基礎科学を学び、介護体験実習や基礎看護学実習を通じて看護における基本的な考え方や技術を学びます。3年次には看護学を中心に学び、3年次後半からは、学内の講義や演習・実習で学んだ知識や技術を統合し、根拠に基づいた看護を実践するために本学附属病院及び地域の関連施設にて臨地実習を行っています。このように医学部では、地域の基幹病院と緊密な連携のもとに医学・看護学教育を行っています。杉谷SUGITANI campus健やかな未来のために。【医学科】 医師として必要とされる「ヒトの構造と機能の正常と病態の基礎」「臨床医学の基礎」「社会における医学の基礎」を能動的に学修します。 「ヒトの構造と機能の正常と病態」「臨床医学の基礎」「社会における医学の基礎」の学修成果を応用して、診療の基本を学修します。【医学科】 生命の尊厳を理解し、医療人として不可欠な倫理観と温かい人間性、専門性を備え、専門的知識及び技能を生涯にわたって維持し向上させる自己学習の習慣を持ち、国際的視野に立って医学、医療の発展、及び地域医療等の社会的ニーズに対応できる人材を求めます。【看護学科】 看護学科では、以下の素質を有する優秀な人材を求めます。•基礎学力があり看護学に深い関心を持つ人•自ら学ぶことをめざせる人•人間に強い関心を持ち、人々の安寧のために働くことを希望する人•他者との連携を保てる人入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)よりこのような人を求めています教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)よりこのような教育を行います卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)より※各ポリシーの全文は、本学ウェブサイトに掲載しています。このような人を育てます【医学科】 医師としての目標と世界への幅広い関心と知識を持ち、自ら考え、自分の行動には責任が伴うことを自覚することができる。 専門的学識:医師として必要とされる医学の体系的な知識を持ち、総合的に活用し、新しく更新をすることができる。 医師として医学や医療の現場の問題を発見・理解し、解決に必要な資源を活用して分析ができ、解決する思考力や判断力を身に付け、適切に行動することができる。 協調的に公平に行動することができる。 医師の役割と責任を理解し、地域と国際社会のために行動することができる。 医師として多様な人々と意思疎通し、他人の思いや考えを理解するとともに、自分の考えを表現し、意見を交わすことができる。入学定員:105人医学科入学定員:80人看護学科Faculty of Medicine医学部【看護学科】看護学を体系的に学修します。1年次:教養教育科目を基盤とした学修を主に、看護基礎科学・基礎看護学を段階的に学修。2年次:看護基礎科学・基礎看護学を中心に、各専門領域の看護学を段階的に学修。3年次:各専門領域の看護学を基盤に看護専門科目を、段階的・統合的に学修。4年次:自律した専門職業人をめざし、看護学の統合・発展・探究を段階的に学修。【看護学科】 人文科学、社会科学、自然科学、疾病治療学を学際的に捉え、総合的な人間理解に向けた幅広い知識とそれらを応用する能力を身に付けている。 基本的な看護実践能力を身に付け、看護としての専門性を系統的に探究し、専門家として研鑽し続けることができる。 社会の多様で個別性の高いニーズへの対応策を創造する能力を身に付けている。 医療倫理観を備えるとともに、看護職としての責務を果たす能力を身に付けている。また保健医療福祉チームの一員として自らの役割を果たすとともに、高い協調性が発揮できる実践能力を身に付けている。 語学力及びコミュニケーション技術を駆使して、情報を主体的に判断して適切に活用できる能力を有し、地域社会、国際社会に貢献できる意思と能力を身に付けている。19

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