富山大学案内2018
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 人文科学研究科には、文献や史料を研究の素材とする思想・歴史文化領域、実験や調査を研究手法とする行動・社会文化領域、言語や広義の文学を研究対象とする言語文化領域の3つの領域があります。思想・歴史・社会・心理・言語・文化等の人類の知的遺産を深く理解し、様々な課題を探求・解決できる能力を身につけます。また欧米や東アジアの言語、文化や調査・発表・討論に関する高度な実践能力を身につけます。 なお、本研究科は社会人が適切に授業や指導を受けて修了できるよう配慮も行っています。本研究科を修了すると修士(文学)の学位が授与されます。また所定の単位を修めることで教諭専修免許状を取得することができます。人文科学研究科(修士課程) 人間発達科学研究科では、生涯学習や学校教育あるいは企業内教育の場で、人間発達そのものを支援・促進するとともに、教育プログラム開発などを通じて人間発達の環境条件を改善・充実する能力をもつ人材を養成し、地域社会の持続的発展への貢献を目指しています。 この目標を実現するために、発達教育専攻では心理、教育、保育、福祉に関する、また発達環境専攻では健康、生活、自然、社会、コミュニケーションに関する高次の教育・研究を行います。 なお、本研究科では、社会人等の学修を支援するため、最長4年間の長期履修制度を設けています。本研究科を修了すると、修士(教育学)の学位が授与されます。人間発達科学研究科(修士課程) 経済学研究科には、地域・経済政策専攻と企業経営専攻とがあります。 地域・経済政策専攻は、主に経済学や地域政策・公共政策・公法学などの分野について研究をする人が所属し、地域社会における人々の生活、産業・企業の動向、中央政府・地方政府の法政策、国内外の地域政策などの研究を特色としています。 企業経営専攻は、主に企業経営や企業法務などの分野について研究をする人が所属し、企業における経営戦略の立案、経営資源の活用、経営法学などの研究を特色としています。 本研究科修了者には修士(経済学又は経営学)の学位が授与されます。 なお、本研究科では、社会人等の学修を支援するため、最長4年間の長期履修制度を設けており、また昼夜開講制も採用しています。社会人が仕事との両立を図りながら、夜間の授業および研究指導等を受けて修士課程を修了することが可能です。経済学研究科(修士課程)芸術文化学研究科(修士課程) 芸術文化学研究科は、芸術を基盤とした文化活動全般を教育研究の対象とします。専門分野の研究を深化させ、その成果の社会的活用という観点から、多角的研究手法による実践的教育を行います。 教育課程の特徴として、芸術文化学における多様な造形表現および芸術の普遍的価値など基本的視野を持つための共通科目と、伝統文化を起点とした新しい時代の創造性を育むための「造形表現」、「工芸」、「建築・デザイン」、「芸術文化論」の4つの科目群からなる専門科目を開設しています。学生の目標に応じて、科目群を横断して構成した履修計画により教育研究を進め、芸術文化を担う人材や高度専門職業人を養成します。本研究科を修了すると修士(芸術文化学)の学位が授与されます。教職実践開発研究科(専門職学位課程) 教職実践開発研究科(教職大学院)は、高度な実践力・課題解決力を有する教員(スクールリーダー)を養成することで、富山県における教員養成全般に対する先導的・主導的役割を果たすため、富山大学と富山県教育委員会の強い連携・協働体制の下、平成28(2016)年4月に設置しました。 本研究科は、学校教育全体を俯瞰する力を養い、富山県において特に必要とされる教育の方法・指導技術に関する高い実践力を身に付けます。また、学校実習では現場でしか分からないことを経験することにより理論と実践の往還による実践力の涵養を確かなものとします。修了時には授業での学びや学校実習での体験を体系的に結び付け、自らの教育実践を省察するとともに、教育現場に還元する提案を行う教育を行います。 なお、本研究科を修了すると教職修士(専門職)の学位が授与されます。大学院GRADUATE SCHOOL25

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