富山大学 教育学部 学部案内2026
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開設科目の紹介理科基礎A(理論)異文化理解Ⅰ幼児と人間関係国語科基礎 A(書写を含む)初等音楽科教育法Ⅰ・Ⅱ陸上Ⅰ(英語教育の中の異文化理解) (社会性のつまずきと支援の現代的課題) 10 小学校理科の授業(主な領域:エネルギー、粒子、生命、地球)を担当する力をつけるために、物理・化学・生物・地学の4分野に関する基礎的な理論を学びます。物理分野では主に力と運動や空気と水の性質、音や光の性質、電気と磁石について、化学分野では主に物の溶け方や水溶液の性質について、生物分野では主に植物や動物のつくりや働き・成長や誕生および生物と環境の関わりについて、地学分野では主に流れる水のはたらきと土地の変化、天気の様子や変化についての理解を深めます。子どもたちが理科を楽しみながら科学的思考力を伸ばす授業づくりの素養を育みます。 異文化理解や異文化コミュニケーションに関連する英語文献を読んだり、映像を視聴したりして、文化の多様性や異文化間に生じる課題等を理解し、様々な国―特に英語圏―の文化や歴史の枠組みからその問題を捉え、解決できる素地を養います。また中学・高等学校における外国語科目の授業に役に立つ知見を身につけることを目指します。 幼稚園の免許のために必要な保育内容の5領域の1つ、「人間関係」の専門的な内容を伝える授業科目です。金沢大学にも『幼児と人間関係』という科目がありますが、富山大学の授業では、発達のつまずきがどのような原因によって生じるのか、どのような発達支援が有効なのかについて、脳科学の研究成果も踏まえながら解説します。 知識及び技能、「読むこと」「書くこと」領域の内容理解を目標とした授業を実践するための国語科の各分野の基礎知識を概説します。先行研究で基礎を固めた上で、エビデンスに基づく計量的な研究成果も踏まえて、現代的な国語科の授業・研究のあり方を提案します。知識だけではなく、十分な実践力を育成するために、必要に応じて簡単な課題の作成、発表など行う場合もあります。受講者と一緒に、地域・現代の文学作品、方言、伝統芸能を題材に地域に根差した国語科の学習を創造します。 すべてのスポーツの基礎となる「走る・跳ぶ・投げる」について、「より速く、より遠く、より高く」パフォーマンスを発揮させる指導方 法 を 学 び ま す。国 際 陸 連 コ ー チ 資 格(CECS レベル 4 コーチ)を有した教員が担当し、スポーツ心理学(心)、バイオメカニクス(技)、体力学(体)の研究知見をふまえながらも、豊富な現場指導の経験から得た実践の知識も提供します。授業の振り返りでは、受講生が先生役となり他の学生を指導することで、現場での実践力を育みます。  小学校音楽科の授業では、音楽表現の技能や鑑賞に関わる知識を身につけるだけではなく、それらをもとに子どもたちがよりよい表現を工夫したり、音楽を味わって聴いたりすることが大切です。この初等音楽科教育法では、そうした授業をデザインできるようになるための理論を中心に、具体的な授業事例を紹介しながら学修します。

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