富山大学芸術文化学部 学部案内2017
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大学院本研究科は、総合芸術を基盤とした人間の文化活動全般を教育研究の対象とします。独自の表現法とその成果の社会的活用という観点から、多角的研究手法による実践的研究を行います。これからの社会において、学芸の深化を実現させる教育研究をとおし、芸術の成果を活用して心豊かな地域文化を創生するために、先導的役割を担う人材を養成することによって社会の創造性を強化することを設置目的とします。設置目的本研究科の教育目標は、伝統文化を起点としたものづくりの体系を深め、国際的視座に立ち、普遍的・歴史的・地域的な固有の視点と専門知識の深化及び地域の諸問題に対する実践的な教育を行うことです。教育目標養成する人材像芸術文化学研究科(修士課程)入学者受入方針芸術の成果を活用して、心豊かな地域文化の創生に挑戦しようと志している、●芸術に関する基礎的な表現手法あるいは知識が形成されている人●芸術文化に関わる独自の感性を深化させたい人●心豊かな地域や社会を具体的に提案することに意欲を持って取り組める人●これからの社会の担い手を目指す人を求めます。設置目的に挙げた「先導的役割を担う人材」には、高度な専門職業人として次の能力が求められます。①文化や価値観の違いの理解と論理的思考力②芸術の成果を具体的に表現できる創造力・表現力③芸術の成果を伝統技術に立脚して具体化できる制作力④課題解決にむけた具体的な企画調整力⑤地域文化とその多様性を尊重する発想力⑥社会における先導的役割を担える実践力学部では、幅広い教養と芸術文化を中核とした基礎的能力を修得します。学部で培った基礎の上に、本研究科では、学芸の深化を実現することによって、以上の6つの専門的能力を組み合わせ、複眼的視野を有する創造性豊かな高度専門職業人を養成します。具体的には、これからの社会を先導する次の3つの人材像に象徴される高度な専門的職業人を養成します。(1)新世代の芸術文化を担うアーティスト(2)クリエイティブな産業のコーディネーター(3)新たな地域文化のリーダー24

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