富山大学経済学部案内2021
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 地方自治体による地域活性化政策について考え、地方財政について学んでいます。現在は富山県朝日町を調査対象として、人口が減少し、高齢化が進む中で自治体として取り組んでいる政策やその効果を調査しています。具体的な活動としては、事前活動として地方財政、地域経済に関する知識を身につけた後に、朝日町に実態調査に赴いたり、役場の方とのディスカッションや、役場の方に対してプレゼンをすることでより深く地方自治体の抱える現代の問題について考察し解決策を考えます。最終的な目標として、チームごとに研究テーマを設定し、研究論文の完成を目指します。完成した論文は学内報告会や中部地区の経済学系の大学が集まって開催される大会で発表します。 このような取り組みの中で、地方自治体とより密接にかかわることで現代社会における地方自治体の抱える様々な問題を知り、将来に生かすことができます。またディスカッションやプレゼンによって主体性を成長させたり、自分で発信することの難しさを学ぶことができます。ゼミでの活動は多くの経験や体験により自分を成長させるとても貴重な時間です。ぜひ、向上心を持って活動してみてください。 貿易論や国際ビジネスについて学んでいます。特に多国籍企業の経営や企業の国際競争の問題を扱っています。今年度は、企業の「信頼」について研究しています。 具体的な活動として、テキストを参考にグループでレジュメとパワーポイントを作成し、プレゼンをします。その後全体討議とグループ討議を行います。グループ討議は、司会・書記・タイムキーパー・発表する人の役割が与えられ、活発なディスカッションが行われます。また、最近の時事問題を新聞記事から探して5分間で解説をしたり、前回のゼミの振り返りをスピーチしたり、プレゼン能力を鍛えています。ゼミでは自分の意見を言う場や語り合いが多く、ゼミは2学年合同で行われるので、先輩方の意見を聞くこともできます。さらに、OB・OG会や他大学と合同で研究発表会や海外研修を行うので、交流の幅が広がります。 岸本ゼミでは、社会に出た時に必要な実践的な能力が身につけられます。この先、海外勤務をする機会があるかもしれません。日本では上司や部下が外国人になる可能性が大いにあります。国際ビジネスを学ぶことで、その状況に置かれた時役に立つと考えています。 会社法とは会社の設立や運営など企業の組織に関する様々なルールを定めた法律です。資金調達を例に挙げると、株式を発行する際にどのような事項を定める必要があるのか、どの機関がそれらを決定しなければならないのか、などが定められています。このように会社法は企業の経済活動に密接に関連する分野です。 ゼミでは、例題などを通して新株発行、社債の仕組みや手続き、有利発行といった特定のテーマについて報告を行い、受講者同士で議論をします。また、ディベートや他大学との合同ゼミにも取り組みます。 このような取り組みから、会社法の知識を得るだけでなく論理的思考力、プレゼンテーションスキルなどを鍛えることもできます。一人一人が主体的に学び、仲間と協力しながら意見を出し合い、考えを深めています。将来役に立つような力をつけることができるゼミはとても貴重な場であり、自身の成長に繋げることができます。経営学科4年:中澤 昌美財政学 中村 和之ゼミ貿易論 岸本 壽生ゼミ会社法 増田 友樹ゼミ昼間主コース基礎から専門分野まで、気になるテーマを深掘り地域活性化政策の効果を調査企業組織のルールを考察国際ビジネスの問題を研究経営法学科4年:田中 克弥経済学科4年:石野 杏菜businesslocaltradenancelawStock marketSeminarゼミナール紹介09

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