富山大学経済学部案内2021
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経営法学科4年 小笠原 颯志留学体験記 To China経営学科4年 崔 訳月留学生メッセージ From China 私は中国からの留学生、崔 訳月と申します。2015年4月に日本に来て、富山情報ビジネス専門学校で2年間の日本語を勉強しました。そこで日本語や日本文化を勉強して、2017年4月に富山大学に入学することになり、今は経済学部経営学科に在籍しております。 富山大学を初めて知ったのは日本語学校の先生が勧めてくださったからです。そして、友達が富山大学の経済学部を卒業して、良い仕事を見つけました。先生や友達からの話を聞いて富山大学に興味を持ちました。私の母は、ずっと経理をしていて、母がきっかけで、経済を学びたいと思いました。そして、日本留学試験を受け、面接などいろいろな準備をしました。富山大学は富山県において唯一の国立大学ですから、競争率が高くて、留学生にとっては多少の難易度があります。しかし、嬉しいことに、私の努力が実って、やっと合格しました。 日本語学校では、周りの人がみんな外国人ですから、先生はいつも簡単な日本語を使ってゆっくり喋っていました。だから、大学に入ったばかりの頃は、先生の早口や専門的な言葉がわからなくて、だんだん自信がなくなっていきました。幸いなことに、新しい友達がたくさんできて、日本人だけではなく、ラオス人、マレーシア人など様々な国の友達ができました。友達は私がわからない時に積極的に助けてくれて、試験前にも集まって、勉強グループみたいな小さなグループを作って、一緒に勉強し、難しい課題も一緒に検討しました。日本語能力を高めただけではなく、コミュニケーション能力も向上しました。留学生への支援制度も充実しており、奨学金や学費免除などの制度があります。そして、学校内に国際交流センターがあり、何か相談したいことがあれば、先生が助けてくれます。 また、私は三年生のゼミのグループ研究において、ほかのメンバーと協力しながら、ダイバーシティマネジメントについて分析しました。その研究成果をオーストラリアのラ・トローブ大学で英語で発表しました。それは、私にとって良い経験だと思います。本当に充実した大学生活を過ごしました。 私は将来起業をしたいです。富山大学で勉強した経営に関する知識を身につけて、目標を持ちながら、頑張りたいと思います。富山大学は三つのキャンパスがあり、理系、文系、芸術系の学部を有しております。それぞれのキャンパスの景色も綺麗です。自分が学びたい知識を学ぶことだけではなく、同時に良い大学生活を楽しむこともできます。 ぜひ、富山大学に来てみてください。 私は、中国山東省にある山東大学に約10ヶ月間留学していました。留学するきっかけは1年次に、富山大学キャリア研修に参加させて頂き、大連を訪れたことです。その際に急速な勢いで発展していく中国を見て、大きな衝撃を受けました。その日から私の中国に対する関心は次第に強まり、言語や専門科目の知識を身につけるべく必死に勉強しました。そして3年次にはついに交換留学へ行く機会を得て、山東大学に留学することになりました。 現地では中国語を習得しつつ、専門のクラスにも聴講しに行き、時には教授、院生、学部生とともに語り合うなど、学習面に於いて非常に充実していました。また、周りの学生達は皆、向上心があり、自分の将来の夢を叶える為に、互いに切磋琢磨する日々を過ごしていました。 休日には予習、復習をし、空いた時間に食事やショッピングに出かけることもありました。長期休みには南京、青島等に旅行に出かけ、その土地特有の文化を肌で体感しました。 また、山東大学では留学生は専用の宿舎で生活します。したがって宿舎内には他の国から来た留学生がたくさんいます。もちろん彼らとも交流する機会が多く、共用のキッチンで一緒にご飯を作り、お互いの国の料理を並べ、食事を共にすることも多々ありました。 今回の留学を通して気づいた大切なことは3つあります。まず、お互いを尊重すべきであるということです。外国では自分にとっての「当たり前」が必ずしも「当たり前」ではありませんでした。次に自発的に行動すべきということです。分からない事は聞いて解決することが必要でした。そして、3つ目は友人の大切さです。時には自分自身だけでは乗り越えることが難しい困難もありましたが、私は慣れない異国の地で多くの友人に助けられました。 今回の留学を通し、先生方、友人をはじめ多くの方の協力により、大きな「学び」を得て、無事に帰国することができました。その学びを自分の次の進路へと行かせるよう邁進いたします。12School of Economics 2021

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