富山大学経済学部案内2021
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 経済学部は、経済学科、経営学科、経営法学科の3つの学科からなる社会科学の総合学部です。 「経済学科」では、日常的に行われている経済活動の仕組みについて学びます。その基礎となるのが理論経済学です。また経済社会の歴史的研究や、現代社会が直面している様々な問題の分析・解決に取り組む政策科学も重要な分野です。 「経営学科」では、市場経済の中心的なプレーヤーである企業について学びます。経営組織や経営戦略、経営諸資源のマネジメントをあつかう経営学、市場や消費者を主な対象とする商学、資金のマネジメントや分析を行う会計学、企業の合理的な意思決定を支援する経営科学が主要な分野となります。 「経営法学科」では、社会運営や円滑な経済活動を支える法律について学びます。国家と市民の関係を対象とする公法分野、民事関係を対象とする民事法分野、雇用関係や経済取引・企業活動を対象とする企業関係法分野があります。 経済学、経営学、法律学は、現代社会を理解し社会人として生きていくためには必須の学問分野です。富山大学経済学部では、これらの3つの学問領域をバランス良く体系的に学んでいくことができます。ぜひ本学部に入学され、これら3分野について学び、良き社会人になっていただきたいと願っています。 富山大学経済学部は、1924年に設置された官立高岡高等商業学校をそのルーツとして、2014年には90周年の節目を迎えました。この間、幾多の変遷を経ながらも一貫して社会に有為な人材を輩出してきました。経済学部長 森岡 裕ゆたか社会科学の総合学部経済学部は時代の変化に対応します。 経済学部には、経済学、経営学、法律学はもとより、政治学、歴史学、社会学など、人や組織が互いに関わりあって営まれる社会を研究対象とする60余名の教員が在籍しています。経済学部を構成する3学科は、それぞれがほぼ単独の学部に相当する規模を有しながら、その有機的な連関のもとで特色ある教育体制を構築してきました。01Message from The Dean学部長からのメッセージ03

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