富山大学経済学部案内2021
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富山大学経済学部9つのKEYWORDすべての学生が社会科学の基礎を学ぶ 経済学部では1年次において、すべての学生が経済学、経営学、法律学の基礎を学びます。私たちは、複雑な社会を視る眼を養うためには、所属学科を問わず社会科学の諸分野の基礎を身につけることが不可欠だと考え、これらの科目を必修科目としています。加えて、人文科学から自然科学までをカバーする総合大学である富山大学の教員が提供する共通科目群を履修することによって、社会科学を学ぶ上で有益な広い視野を獲得できます。多様な学びのスタイルに対応する「夜間主コース」履修コース制で自らの関心や進路を意識して学習 経済学部昼間主コースでは、2年次よりすべての学生が7つの履修コースのいずれかに所属します。経済学部生の進路を考えたとき、経済学と法律学、経営学と経済学、法律学と経営学のように複数分野にまたがる知識や実力が要求される場合が少なくありません。本学部のコース制は所属学科以外の科目も学ぶことのできる分野横断的なところに特徴があります。もちろん、一つの分野を集中して学ぶコースも用意されており、学生や社会のニーズに応えうるカリキュラムとなっています。将来の進路を見据えた能力を磨く 将来の進路を見据えて、履修コースで学んだ知識やスキルを高いレベルで活かす力を身につけたい人のために、昼間主コースでは2018年度入学生よりアドバンスト・プログラムを開設しています。アドバンスト・プログラムでは、留学や課題解決型の演習、社会連携型の実践的な講義の履修を通じて課題発見・解決力やコミュニケーション能力を磨きます。プログラムには、“国際ビジネス”、“金融・財務”、“行政マネジメント”の3つがあります。各プログラムで定めた要件に到達した人にはプログラム修了証を授与し、学修の成果を見える形にします。 仕事や家庭の都合等で昼間の授業を受けることができない人のために、経済学部ではすべての授業が18時以降に開講される夜間主コースが設置されています。夜間主コースは授業料等の経済的負担も少なくしています。少人数のゼミナール 少人数教育は経済学部の大きな特徴の一つです。2018年度入学生から、入門ゼミ、基礎ゼミ(昼間主のみ)、専門ゼミ、卒業論文・卒業研究と入学から卒業まで切れ目のない少人数教育を実施します。また、自由ゼミとして二つ目のゼミへの所属もできます。専門ゼミは経済学部に所属する60余名の教員が開講するので、各人の関心や問題意識に沿った学習が可能です。また、専門書の輪読や討論はもとより、インターゼミでの研究発表、海外の大学との研究交流など、ゼミごとに多彩なプログラムが提供されています。実社会とのつながり すべての社会科学は、実社会が発する問いに真摯に応えようとする中で、その知見を深化させ分析手法を発展させてきました。経済学部では、社会で実務家として経験を積み重ねた教員による授業やゼミを開講するとともに、銀行や証券会社をはじめとする企業に提供いただいている寄附講義など、学問と実務の相互連関を意識した授業を提供しています。世界とのつながり 経済学部ではアジアを中心とした海外の大学と学部間学術交流協定を締結しており、単位互換制度によって、卒業を遅らせることなく長期の留学が可能です。また、経済学部では、アジア諸国を中心として多くの留学生が学んでいます。研究成果を社会に還元する 経済学部に在籍する教員はそれぞれの専門分野において学術論文や著書を発表するとともに、学内外での研究プロジェクトに参加して地域・国際社会への貢献を図っています。国立大学ならではの基礎分野での研究に加えて、地域課題を解決するための受託研究や、東アジアを俯瞰した学際的な研究プロジェクトを推進してきました。020506070809030404School of Economics 2021

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