富山大学経済学部案内2021
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経営学科Business Administration 経営学とは、さまざまな経営環境の中で企業が「人」、「物」、「金」、「情報」という4つの経営資源を利用して、どのように経営活動を行っているかについて探究する学問です。この経営学について、経営学科では、「経営学」、「商学」、「会計学」、「経営科学」といった4つの分野から、理論のみならず、国内外の企業活動に関する事例も取り入れて学習していきます。それぞれの分野での学習内容はつぎのとおりです。 「経営学」の分野では、企業の経営戦略、組織・人・情報のマネジメントや比較経営などについて学びます。 「商学」の分野では、企業が市場で行う「モノ」やサービスに関わる貿易やマーケティング活動などについて学びます。 「会計学」の分野では、企業活動をお金の動きで記録、計算、報告するための仕組みや経営に役立つ会計情報の活用方法などについて学びます。 「経営科学」の分野では、企業や個人の合理的かつ効率的な意思決定に関する理論や数理的な手法などについて学びます。 以上の分野での体系的かつ横断的な学習を通して、卒業後に論理的分析能力と実践的問題解決能力をもち、企業の経営活動の中で活躍できる「職業人」になることを目指します。 経営学科では、問題解決能力と広い視点を持った職業人を育成するために、経営学、会計学、商学、経営科学の4つの科目系列を体系的・横断的に準備しています。このような諸科目の講義・演習を履修することによって、現実の企業経営の動向を理解し企業経営に関する多様な知識を学習することができます。■学科概要企業経営と法律戦略経営国際・地域ファイナンス経営学科長 岩内 秀徳 国際的および国内的政治・経済・社会状況の変化は、日本企業の経営環境を変化させ、その適応が企業に求められます。マスメディアでは国際化、地方創生、情報化、新型コロナウィルスなどに関連する用語が飛び交い、経営環境変化に対する日本企業の経営行動が報道されています。ローカルからグローバルに関わる経営課題に適応解決し、価値創造を見出すうえで経営学科では経営学、商学、会計学、経営科学の分野の科目カリキュラムを提供しています。  具体的には、企業の経営戦略、経営組織、および経営資源(ヒト・モノ・カネ・ノウハウ)のマネジメントなどを扱う「経営学」、企業とマーケットの関係性などを考察する「商学」、企業の経営資源のうちカネについて理解する「会計学」、そして合理的および効率的な意思決定について理解する「経営科学」という4つの分野からのアプローチが示されています。 経営学科では上記の科目分野カリキュラムを通じて、国際的かつ国内的経営環境の変化に対して、企業の経営活動にみる問題提起、解決手法を見出す思考力を身につけるよう基礎から応用への科目編成を示し、親身かつ細やかな教育を重視しています。Message●コース制についてはP.8へ06School of Economics 2021

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