人間発達科学部案内2018
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 本イベントの前身は、旧教育学部で始まった、「遊ばん会」で今年で21年目になります。発足当時、学生の中で、教育学部に入学したものの、教育実習以外には子どもと接する機会が少ないという声がありました。そこで、彼らとふれあうことのできるボランティアの場が大学内に設けられたことに始まります。 以来、毎年学生たちで実行委員会が立ち上げられ、企画ごとに年1回のイベントに向けて、授業の合間や部活やアルバイトの合間を縫って、準備が進められています。当日は五福キャンパス全体を大きなテーマパークのように見立て、親子の来場を迎えます。平成28年度に行われた企画では、3,493人の親子が来場し、楽しい一時を過ごしました。 初期の頃は、本学部の前身である教育学部の学生が中心になって準備し運営してきた企画ですが、近年はほぼ全学部からスタッフが集まって、毎年子どもたちの笑顔のために一生懸命準備を行っています。また、自身が子どもの頃に参加した思い出を胸に、本大学に入学した後で、今度はスタッフとして参加する側になる学生も毎年多く出ています。さらに、本学を受験する前にスマイルフェスティバル当日に参加し、本大学に進学する意志を固め、受験を乗り越え晴れて合格し、スタッフになる者もいます。 本イベントは、11月に行われる本番のみでだけでなく、富山県が開催する「とやまっこ未来フェスタ」に参加(平成28年度は「巨大迷路」「スポーツバイキング」「おかしの国」)しています。 スマイルフェスティバルは毎年、地域の方々の協力や富山県教育委員会、富山市教育委員会の後援を得て開催することができています。これからも多くの人から愛されるイベントになるよう努めていきます。 「富山大学スマイルフェスティバル」とは、人間発達科学部の学生だけではなく、他学部の学生もスタッフとして参加して、全員で協力しながら作り上げるイベントです。仲間と共に活動をする過程で、私たちはさまざまなことを学びながら、成長することができています。 私は大学1年生からスマイルフェスティバルのスタッフとして活動してきました。そして、この経験を通して、いちから大きなイベントを作り上げることの難しさや来場者の方々の笑顔を見ることができた時の嬉しさを感じました。 私たち学生スタッフは約1年間をかけて、一からさまざまな企画を考えてきました。もちろん、その中では辛いことや大変なことが沢山ありましたが、いつも仲間同士で言葉を交わし、支え合いながら来場者の笑顔を楽しみにして頑張ってきました。その甲斐もあって、当日の2日間に出会えた子ども達や保護者の笑顔を見て、自分達がやってきたことが沢山の人を幸せにしているということ感じ、心をふるわせて仲間と喜び合うことができました。 きっとこのような経験は、このスマイルフェスティバル無くしては得られなかったものであると思います。これからもずっとこのスマイルフェスティバルが地域にとっても大学生にとっても愛されるイベントであってほしいなと思います。人間発達科学部 人間環境システム学科環境社会デザインコース 4年富山大学 スマイルフェスティバル2017富山大学スマイルフェスティバル実行委員代表からの一言富山大学スマイルフェスティバル2016スタッフ五十嵐広己17

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