発達福祉コース発達教育学科コースの特徴 乳・幼児期から高齢者までの生涯発達を視野に入れ、人々のクォリティー・オブ・ライフをいかにして高めていくことができるかを考えていくコースです。授業だけでなく、体験や実習を通して様々な人と接する機会が多いのもコースの特徴です。コースの中は「特別支援学校の教員免許の取得」「社会福祉士の受験資格の取得」「幼稚園の教員免許と保育士資格の取得」をめざす３つのサブコースに分かれています。特別支援を必要とする子どもの発達とその支援、福祉支援の専門知識と技術、子どもの発達段階に合わせた支援等を身に付け、現場で広く活躍する人材を養成します。先輩からひとこと 「社会福祉士とは、専門的な知識や技術を用いて支援を必要とする人たちの問題解決にあたる専門家です。社会福祉の分野は高齢者福祉、児童福祉、障害者福祉、地域福祉など多岐に渡ります。社会福祉士は国家資格であるため、社会福祉士サブコースではこの国家試験合格を目指して日々勉強しています。社会福祉士サブコースは少人数ですが、先生を含めつながりが深く、日々楽しく過ごしています。 私はこれまでに講義や演習、実習を通して広い分野の福祉的支援や面接技術などについて学んできました。実習では、福祉の専門家や地域の人々と触れ合うことで、教科書では学ぶことのできない福祉の現場を知ることができ、とても貴重な体験となりました。時代の変化に伴い、多様な問題が表出し、福祉の支援を必要とする人が増えていくと予想されます。地域にある様々な社会資源を有効に活用し、関係機関と連携しながら支援を行っていく上で、社会福祉士の役割はますます重要となってきます。将来福祉の分野で活躍したいと考えている人は、ぜひ社会福祉士サブコースで、社会福祉士を目指してください。」（４年 一宮三恵さん・社会福祉サブコース） 「幼児教育サブコースでは、乳幼児期の子どもに関する知識や専門性を身に付けることが出来ます。私たちは日々、子どもの発達や特性を踏まえた適切な声掛けや援助の仕方を学んだり、保育の計画を立てて遊びや環境を考えたりしています。また、絵本の読み聞かせを行ったりエプロンシアター等の教材づくりをしたりと保育をする上で必要となる技術も身に付けています。なお、座学だけでなく教育実習や保育実習、親子サークル等を通して多くの子どもたちや保護者の方々と関わる機会もあります。講義で学んだ知識を生かし、様々な経験を経て実践力を培うことが出来るのも魅力の一つです。 幼い頃から保育士になりたいと夢を抱き続けてきた私にとって、保育士資格と幼稚園教諭免許の両方を取得できることも魅力に感じました。このコースには、主に保育士や幼稚園教諭などを目指す学生が所属しています。子どもが好きな学生同士、切磋琢磨し合いながら勉学に励んでいます。先生方も熱心に指導してくださり、より専門的に保育を学ぶことが出来ます。子どもが大好きで、保育に携わりたいと考えている皆さんにおすすめです。充実した環境が整うこの幼児教育サブコースで一緒に保育を学びませんか。」（４年 宮袋真衣さん・幼児教育サブコース） 「特別支援サブコースでは、特別な支援を要する子どもから大人まで幅広い年代の人と関わる中で、発達段階に応じた支援や本人の自己選択・自己決定を大切にする関わり等について学ぶことができます。座学だけでなく学校や施設を見学したり実際に体験したりすることを通して、具体的な場面を想定した支援や関わりを考えたり学んだりすることができます。 このコースには、特別支援学校教諭や小学校教諭を目指す人だけでなく、ここでの学びを活かして医療機関や福祉施設で就職を目指す人もいます。私は入学当初、特別支援とは特別支援学校でのみ行われるものだと思っていました。しかし、地域の小学校に通う子どもたちの中にも支援を必要とする子どもがいるということを知り、そうした子どもたちに配慮できる教師になりたいという思いから、このコースで学び、小学校教諭を目指して学んでいます。 このコースの魅力は、同学年同士の横のつながりだけでなく、先輩と後輩、先生方と学生という縦のつながりが強く、忙しい時もみんなで協力し合える環境が整っているところです。ぜひこのコースで信頼できる仲間や先生方とともに充実した学生生活を送ってください。」（４年 川合美希さん・特別支援サブコース）取得可能な免許・資格 発達福祉コースでは、特別支援学校教諭１種免許（小学校教諭免許取得が必要となります）、幼稚園教諭１種免許、小学校教諭１種免許、保育士資格が取得可能です。また、社会福祉士受験資格を得ることもできます。（どのサブコースに所属するかによって、取得可能な免許・資格は異なります）就職状況 特別支援学校の教員免許を取得した学生は小学校教諭（特別支援学級を含む）や特別支援学校教諭、障害者福祉に関する業務（公務員や施設職員）をめざしています。 幼稚園の教員免許と保育士の資格を取得した学生は幼稚園教諭、保育所または認定こども園、児童福祉に関する業務（公務員や児童厚生施設の職員）をめざしています。 社会福祉士の受験資格を取得する学生は社会福祉士の国家試験を受験して資格を取得の後、福祉行政、医療機関、社会福祉協議会などのソーシャルワーカーをめざします。カリキュラムの特徴 発達福祉コースは、社会福祉士をめざす場合、特別支援学校教諭をめざす場合、幼稚園教諭と保育士資格をめざす場合のそれぞれに、免許や受験資格取得に必要な授業科目が大きく異なっています。また、それぞれの免許を出す事ができるサブコースの定員が決まっているため、コース選択、及び取得する予定の免許の選択に当たっては、十分な検討が必要です。基礎ゼミナールなどで教員に相談にのってもらいながら、自分の進路をしっかり見極めることが重要です。教員一覧と専門分野小林 真（臨床発達心理学・精神保健学）志賀 文哉（健康社会学・社会調査法）千田 恭子（声楽・舞台芸術）西館 有沙（保育学・児童福祉学）野田 秀孝（社会福祉援助技術・医療福祉・地域福祉）水内 豊和（発達障害臨床・家族支援）宮 一志（小児神経学・障がい児医学）若山 育代（幼児教育学・保育内容論）和田 充紀（特別支援教育）□子どもが好きでいっぱいかかわってみたい人□保育や福祉の資格を取りたい人□障がいのある人や高齢者のサポートをする仕事につきたい人□幼稚園・小学校や特別支援学校の先生になりたい人こんな人にお勧めします！□□□ Human Development and Welfare写真 左 ：４年 一宮三恵さん＜富山県出身＞写真中央：４年 宮袋真衣さん＜富山県出身＞ 写真 右 ：４年 川合美希さん＜富山県出身＞9
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