富山大学人間発達科学部案内2020
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 本イベントの前身は、旧教育学部で始まった、「遊ばん会」で今年で23年目になります。発足当時、学生の中で、教育学部に入学したものの、教育実習以外には子どもと接する機会が少ないという声がありました。そこで、彼らとふれあうことのできるボランティアの場が大学内に設けられたことに始まります。 以来、毎年学生たちで実行委員会が立ち上げられ、企画ごとに年1回のイベントに向けて、授業の合間や部活やアルバイトの合間を縫って、準備が進められています。当日は五福キャンパス全体を大きなテーマパークのように見立て、親子の来場を迎えます。平成30年度に行われた企画では、3,772人の親子が来場し、楽しい一時を過ごしました。 初期の頃は、本学部の前身である教育学部の学生が中心になって準備し運営してきた企画ですが、近年はほぼ全学部からスタッフが集まって、毎年子どもたちの笑顔のために一生懸命準備を行っています。また、自身が子どもの頃に参加した思い出を胸に、本大学に入学した後で、今度はスタッフとして参加する側になる学生も毎年多く出ています。さらに、本学を受験する前にスマイルフェスティバル当日に参加し、本大学に進学する意志を固め、受験を乗り越え晴れて合格し、スタッフになる者もいます。 本イベントは、11月に行われる本番のみでだけでなく、富山県が開催する「とやまっこ未来フェスタ」に参加(平成30年度は「巨大迷路」「夢い~っぱい☆遊べるおもちゃ工房」「おかしの国」)しています。 スマイルフェスティバルは毎年、地域の方々の協力や富山県教育委員会、富山市教育委員会の後援を得て開催することができています。これからも多くの人から愛されるイベントになるよう努めていきます。 「富山大学スマイルフェスティバル」とは、人間発達科学部を含め、様々な学部の学生が参加し、学生が中心となり企画運営するイベントです。 私は4年間、スマイルフェスティバルのスタッフとして活動を続けてきました。当日参加する子供たちに楽しんでもらおうと、仲間と協力しながら、何度も話し合いや試作を繰り返し、準備を行います。その中で辛いことや大変なこともありますが、その経験を通して学び、学生自身が成長できるイベントであると感じています。また、毎年来場する親子が「素晴らしいね」「楽しかった」「また来たい」と笑顔で帰る様子を見ると、苦労を超える大きな喜びと達成感を感じることが出来ます。 準備や当日を通して、様々な学生、保護者、子ども、地域の方と出会える素敵なイベントです。今後も、たくさんの人に愛されるイベントであってほしいと思います。富山大学スマイルフェスティバル富山大学スマイルフェスティバル2018スタッフ人間発達科学部発達教育学科学校教育コース 4年富山大学 スマイルフェスティバル2019実行委員代表からの一言髙橋梨奈開場を待つ親子連れの行列17

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