富山大学人間発達科学部案内2021
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Human Information Communicationコースの特徴 国際化、情報化時代にある現在、言語、ICT(情報コミュニケーション技術)等の手段を駆使し、多様な文化的背景を持つ人々と協力して、地域レベルから国際的な諸分野まで活躍できる人材が求められています。人間情報コミュニケーションコースでは、言語、ICT、数理、メディアによるコミュニケーション能力を育て、新たな時代を切り開いていく人材を養成します。特別研究では、新しいコミュニケーション能力、表現方法の探求、支援技術や指導方法の開発など、バラエティに富んだ研究領域から選択し、深く追究していきます。先輩からひとこと 「このコースでは大きく分けて、英語、日本語、数理、メディアの分野について学ぶことができます。 私はその中でも英語を専攻していて、将来英語教師になることを志しています。私の所属するゼミでは英語教師として必要な知識やスキルについて、同じ志を持つ仲間を始めとして、現職の先生などとも意見を交えながら学ぶことができ、非常に有意義な時間を過ごすことができています。 コースの授業でも同じく有意義な時間を過ごすことができました。英語については、ネイティブの先生が担当される授業を通して、4技能の力をバランス良く成長させることができました。これらの力は必ずや将来役に立つと感じています。 必修のプログラミングの授業では、学んだコンピュータ言語を適切に利用する力、論理的に思考する力、そして課題に対して粘り強く取り組む力を身につけることができました。苦労しながらも、実行したいことができた瞬間の達成感はとても印象的です。 そして最後に、コースの名前にもなっていますが、コミュニケーションが授業の内外で多くあったのも大きな特徴です。様々な仲間と、会話を通して多くを学び、時には助け合ったのも良い経験です。 このコースに所属してから、様々な経験をし、充実した日々を過ごしてきました。皆さんもこのコースで、仲間とともに充実した日々を過ごしませんか?」(4年 三島 大武さん) 「人間情報コミュニケーションコースでは情報メディア、数理、日本語、英語コミュニケーションなどの分野について学ぶことができます。講義は基礎的な内容のものから専門的な演習まで開講されており、自分の興味やレベルに合わせて授業を選択できることが魅力だと感じます。私は現在情報メディアを専攻していますが、これまでには言語や英語コミュニケーションに関する講義もたくさん受講してきました。色々な知識を学ぶことによって視野が広がり、多角的な視点を身につけることができたと思います。これは日常生活や現在取り組んでいる特別研究にも活かすことができており、このコースに所属して得た大きな収穫であったと実感しています。幅広い分野を学べることから、所属学生の目指す進路もさまざまです。教員志望の学生はもちろんのこと、他の職業に就くことを志す学生もいます。多くの分野について学んでいく中でじっくりと自分の進路について考えることができます。私は日々、このコースの講義や所属している仲間との交流で多様な知識や考えに触れ、自分の学びを深めることができています。また、専門分野以外の内容について学ぶ機会があるため今まで以上にあらゆる事柄に興味を持つようになり、生活が充実したと感じます。学びたいという気持ちを存分に叶えられる環境があるのが、人間情報コミュニケーションコースです。あなたも授業や仲間とのコミュニケーションを通して成長できるこのコースで、有意義な大学生活を送りませんか?」(4年 西角 紫帆さん)取得可能な免許・資格 人間情報コミュニケーションコースでは、中学校教諭1種免許(数学・英語)が取得可能で、これらの免許の取得を条件として高等学校教諭1種免許(数学、英語)を取得する事が可能になります。就職状況 どの分野の職種でも、コミュニケーション能力は最も求められる能力です。また、情報や言語、表現といった専門的知識を活かし、様々な活躍の場を広げています。大学院進学者を除いて、これまでの卒業生は、学校教員、国・地方公務員(県庁・市役所職員)、IT関連企業(システム開発、Webデザイン)、広告、印刷出版、映像制作、マスコミ関係、イベント関係、一般企業等に就職しています。カリキュラムの特徴 人間の様々なコミュニケーションとメディアについて、1.理論的な内容「異文化コミュニケーション論」、「線形システム概論」、「メディアコミュニケーション概論」、「メディア芸術論」など2.ICT、英語を道具として使いこなす実践力を養う演習「情報集中演習」、「英語集中演習」、「テクニカル・ライティング」、「メディアデータ編集法」などのように理論的な内容と実践力を養う演習を通して、バランス良く学びます。また、コース内の様々な分野の科目だけでなく、他の学科、コースの科目を組み合わせることで、自分の興味関心や将来の職業に合わせた特色を持ったカリキュラムを作ることができます。教員一覧と専門分野石川 秀明(数論・解析数論)荻原 洋(応用言語学・言語習得論)上山 輝(デザイン・マルチメディア・映像)黒田 卓(メディア教育・教育工学)竹腰 佳誉子(アメリカ文学・異文化コミュニケーション)竹村 哲(システム思考・問題解決学・創造性開発)鼓  みどり(メディア論・メディア史)内藤 亮一(英文学・シェイクスピア)西田谷 洋(日本近代文学)宮城 信(日本語学・国語教育)山口 範和(偏微分方程式論・数学解析)□英語力を活かした仕事をしたい人□IT企業で活躍したい人□メディアクリエーターを目指す人□数学、英語の先生を目指す人こんな人にお勧めします ▼多様なコミュニケーション能力で新たな時代を切り開いていく人材を目指す人間情報コミュニケーションコース人間環境システム学科4年 三島 大武さん4年 西角 紫帆さん発達教育学科人間環境システム学科12

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