富山大学人間発達科学部案内2021
18/20

 本イベントの前身は、旧教育学部で始まった、「遊ばん会」で今年で24年目になります。発足当時、学生の中で、教育学部に入学したものの、教育実習以外には子どもと接する機会が少ないという声がありました。そこで、彼らとふれあうことのできるボランティアの場が大学内に設けられたことに始まります。 以来、毎年学生たちで実行委員会が立ち上げられ、企画ごとに年1回のイベントに向けて、授業の合間や部活やアルバイトの合間を縫って、準備が進められています。当日は五福キャンパス全体を大きなテーマパークのように見立て、親子の来場を迎えます。令和元年度に行われた企画では、3,989人の親子が来場し、楽しい一時を過ごしました。 初期の頃は、本学部の前身である教育学部の学生が中心になって準備し運営してきた企画ですが、近年はほぼ全学部からスタッフが集まって、毎年子どもたちの笑顔のために一生懸命準備を行っています。また、自身が子どもの頃に参加した思い出を胸に、本大学に入学した後で、今度はスタッフとして参加する側になる学生も毎年多く出ています。さらに、本学を受験する前にスマイルフェスティバル当日に参加し、本大学に進学する意志を固め、受験を乗り越え晴れて合格し、スタッフになる者もいます。 本イベントは、11月に行われる本番のみでだけでなく、富山県が開催する「とやまっこ未来フェスタ」に参加(令和元年度は「巨大迷路」「夢い~っぱい☆遊べるおもちゃ工房」「おかしの国」)しています。 スマイルフェスティバルは毎年、地域の方々の協力や富山県教育委員会、富山市教育委員会の後援を得て開催することができています。これからも多くの人から愛されるイベントになるよう努めていきます。 「富山大学スマイルフェスティバル」とは、人間発達科学部含め、様々な学部の学生が参加し、学生が中心となり企画運営するイベントです。 私は保育所に通っていた頃から小学校高学年まで、スマイルフェスティバルに参加していました。当時の私は、このイベントをとても楽しんでおり、「将来、自分も大学生として参加したい」と思っていました。大学生として初めて参加した年は、本番2日間のために半年以上準備をしたり、中々進まない事があったりと、大変なことばかりでした。しかし当日を迎え、かつての自分のように笑顔で楽しんでいる子供たちの様子を見て、とても大きな喜びや達成感を感じられました。また、来場する親子に「ありがとう」「来年も来たい」と言われ、とても誇らしく思いました。 来場者が楽しめるだけでなく、学生も様々なことを得られる素敵なイベントです。今後も多くの人が喜びを感じられるイベントであってほしいと思います。富山大学スマイルフェスティバル富山大学スマイルフェスティバル2019スタッフ人間発達科学部発達教育学科学校教育コース 4年富山大学 スマイルフェスティバル2020実行委員代表からの一言大野正侃開場を待つ親子連れの行列17

元のページ  ../index.html#18

このブックを見る