富山大学人間発達科学部案内2021
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学部の組織と募集人員人間発達科学部で取得可能な教員免許状(2021年度入学生)学部長あいさつ人間発達科学部長大川 信行Okawa Nobuyuki人間発達科学部発達教育学科:定員80名(一般選抜前期52名、一般選抜後期20名)人間環境システム学科:定員90名(一般選抜前期50名※、一般選抜後期25名)教育心理コース学校教育コース発達福祉コース(学校推薦型選抜8名)● 幼稚園教諭1種● 小学校教諭1種● 特別支援学校教諭1種(小学校教諭免許取得を前提条件として取得可能)● 中学校教諭1種(数学・理科・社会・保健体育・英語)● 高等学校教諭1種(数学・理科・地歴・公民・保健体育・英語)人間発達科学部で取得可能な資格地域スポーツコース(総合型選抜10名)  環境社会デザインコース人間情報コミュニケーションコース※文系20、理系20、実技系10学校推薦型選抜及び総合型選抜はコースごとに、前・後期の一般選抜は学科ごとに実施します。人間環境システム学科前期入試(文系・理系・実技系)は高校までの勉学の成果を入試時に生かしてもらうためのものです。コース分けは、入学後、1年次前期末に実施します。<附属施設>附属人間発達科学研究実践総合センター、附属幼稚園、附属小学校、附属中学校、附属特別支援学校!! 2005年に、富山県にあった3つの国立大学を統合したとき、教育学部を改組して誕生したのが人間発達科学部です。人間発達科学部は、教育学部で培った学校教員の養成を中心に据えながら、心理、幼児教育、スポーツ、環境、情報といった生涯学習を支援する広い意味での教育人材を育成しています。 本学部を卒業すると、学士(教育学)の学位が授与されます。また、必要な単位を修得することで、幼稚園、特別支援学校、小・中・高等学校の教員免許状のほか、保育士などの各種資格も取得することができます。毎年多くの学生が教育人材として卒業しており、そのうちの7割近くが学校教員となっています。その他の学生は、資格等を活用して官公庁や一般企業に就職したり、専門性を高めるために大学院に進学しています。 人間発達科学部ができてから10年以上経ちましたが、人間発達科学とは一体どういう学問なのか、人間発達科学部では何が学べるのか、という質問をまだ受けることがあります。人間発達科学とは、既存の学問体系とは異なり、人間という複雑な存在を対象とし、発達という時系列的な変化を踏まえながら、多面的・多角的に考えていく学問と捉えることができます。人間は置かれた環境でその発達は大きく左右されるので、教育はとても重要な役割を担います。人間発達科学部は、人間のよりよい発達を支援する教育人材を育成する学部ですから、教育の本質を追究することも重要な目的となります。具体的には高度で専門的な知識を身に付け、教育現場をはじめさまざまな経験を積みながら、教育とは何か、人が学ぶとは何かを研究し、人を教え、支援する技術を身に付けることのできる学部です。 複雑で不断の変化をともなう人間の発達に、さまざまな切り口でアプローチするため、本学部には多様な学問領域を専門とする教員が所属しています。人間発達科学部のこうした学際性及び多様な学問領域が連携した学びと研究は、本学部の強みであり、他の学部に無い特色です。 異なる価値観と問題意識を持ち、さまざまな分野での活躍を目指す学生が、お互いの違いを認め合い、一つ屋根の下に集い、切磋琢磨する学部だからこそ、豊かな社会性と人間力が育まれるものと考えています。このような人間発達科学部の取り組みに共感してくれる次代を担う若い人たちを大いに歓迎いたします。保育士(発達教育学科発達福祉コース)、学芸員(他学部の授業の履修が必要)等学科によって取得できる教員免許状は異なりますが、小学校教諭1種・特別支援学校教諭1種・幼稚園教諭1種・中学校教諭1種(保健体育)・高等学校教諭1種(保健体育)の教員免許状を取得できるのは、富山大学では人間発達科学部のみです。}(総合型選抜5名)「豊かな社会性と人間力」を有する教育人材の養成人間発達科学部1

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