富山大学人文学部案内2018
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可能性、無限大。27 海外で日本人が巻き込まれやすい犯罪の実例や、海外旅行保険の選び方、地域別の留意事項などについて、外務省の安全意識啓発ビデオを見たり、各地域を専門とする教員の説明や海外渡航から帰ってきた先輩の体験談を聞いたりして学びます(年2回開催)。 この研修に参加し、3週間、刺激的で充実した毎日を過ごすことができました。ホームステイには不安を抱いていましたが、あたたかく素敵なホストファミリーのおかげで、毎日を楽しく安心して過ごすことができました。 オルレアン大学での授業は、すべてフランス語で行われるため、理解するのに苦労をしましたが、先生方に優しく丁寧に教えていただきました。週末には一泊旅行へ出かけました。1週目の週末にはアルザス地方へ、2週目はパリへ行きました。何度も電車に乗り換えたり、たくさん道に迷ったりと苦労もありました。 また、日本人の女性はスリなどに狙われやすいと聞いていたので、街を歩くときや地下鉄に乗るときなど、常に警戒しながらの観光は疲労がたまりました。しかしそれらも、日本では感じることのできない、貴重な経験でした。 3週間という短い期間でしたが、フランス語を集中して学ぶことで語学力の向上を実感しました。フランスでさらにフランス語を習得したいと思い、今年の9月から長期留学をする予定です。再びオルレアンで学べることをとても楽しみにしています。 あらかじめ外務省に「海外渡航者登録」を行うことで、滞在前・滞在中に現地の安全情報や緊急連絡を受け取ることができるようになります。 OSSMAは、海外で困りごとが発生したとき、24時間365日の体制で対応してくれるサービスです。いざという時には、大学が対処しづらい夜間や週末でも連絡や相談ができるので、日本のご家族にとっても心強い味方です。*オルレアン研修は毎年、金沢大学と合同で実施しています。現地での授業だけでなく、ホームステイ、遠足、課題発表など盛り沢山なプログラムで、参加学生は毎年数々の思い出を胸に帰国しています。なお現在4年連続で日本学生支援機構の短期渡航奨学金給付プログラムに採択されています。安心・安全のための「3つの工夫」フランス1.海外渡航前の「安全説明会」開催2.外務省「たびレジ」の活用3.OSSMAへの加入長期留学のきっかけになりました。ヨーロッパ言語文化コース 柞野友那さん多彩な海外短期研修プログラムFrance

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