富山大学人文学部案内2020
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私が人の心に興味を持ったのは小学生の時でした。そのときからずっと人の心に興味を持ち続け、大学では心理学を学びたいと考えていました。そのため、心理学コースがあり、出身地の福井県からも近い富山大学人文学部を志望しました。 実際に入学し、1年次に様々な講義を受けた中で、心理学の講義はやはり自分の興味をそそるもので、元々の興味関心がさらに増しました。もっと心理学について深く学びたいと思い、2年次では心理学コースを専攻しました。 2年次では、社会・認知・臨床の分野について幅広く学びました。講義や演習を通して基礎を学ぶだけでなく、心理学実験などの実習的な授業もあり、実際に実験者・実験参加者の立場を経験しながら、より深く心理学を学んでいます。 3年次からは、自分で実験の計画をたて、研究を進めていくことになります。私は、色について興味を持っているので、色と人の感情との間にはどのような関係があるのか考えていきたいと思っています。心理学コースで身につけた考え方や、パソコンの技能などを将来に活かせることができたらいいと思います。そのために、これからも日々真剣に学んでいきたいと思っています。自分が興味あるものを真剣に学ぶ。青柳 千尋(あおやぎ ちひろ)さん●教員の専門分野教 授 准教授 准教授喜田 裕子 黒川 光流 坪見 博之■臨床心理学 ■社会心理学、 集団力学■認知心理学、 認知神経科学心理療法過程、心理療法論、学校・保育臨床集団過程、集団内葛藤、対人コミュニケーション意識、注意、ワーキングメモリ多様な研究手法や理論の学びを通して、心を科学的に見つめる。 現代の心理学は、心と行動の科学といわれ、その研究領域は極めて広範囲に及びます。本コースは教育目標として、「心理の専門家に必要とされる基礎的能力の養成」を掲げています。そのためにさまざまな研究技法(実験・調査・検査・面接・データ分析など)の修得には特に力を入れており、少人数での充実した体験的学習を展開しています。また、認知・社会・臨床など心理学の各分野にわたる講義や演習の授業を行い、心理学の理論や方法について広く学びます。授業では日常生活上の問題を取り上げ、討論等の機会を充実させるなど、応用力やコミュニケーション能力の強化も図っています。本コースでの学びを通して、人間の心のメカニズム(しくみ)を正しく理解し、心を多面的にとらえる目を養い、行動を的確に予測するための心理学的洞察力が深まることが期待されます。心理学コース「こころ」のメカニズムを解明する。可能性、無限大。● 心理学Student'sVoice在学生からのメッセージ15

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