富山大学医学部案内2020
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富山大学附属病院 病院長林  篤 志富山から世界へ医療人材の育成と安心できるチーム医療の提供1)富山の医療を支える最後の砦として 本院は主に重症の患者さんに先端医療を提供する特定機能病院です。患者さんの命を救う革新的な治療法の研究や医療人育成に取り組む医学部を中心に,薬学部,工学部などの学部とも連携しながら患者さんによりよい医療を提供するため日夜努力しています。 特に,高度な医療を必要とする患者さんの治療に関しては,地域の病院や診療所と緊密に連携し,富山の医療を支える最後の砦としての役割を担っています。そのため,医師をはじめ多職種の優秀なスタッフが協力して患者さんの治療に取り組むとともに最新の医療機器や設備の導入に努めています。 医学部4年次になると全国共用試験のCBTとOSCEに合格してstudent doctorとして臨床実習を開始します。そして医師国家試験に合格後,晴れて初期臨床研修医としてスタートすることになります。附属病院だけでなく県内,全国の連携病院での研修も受けられる優2)未来を担う医師を育てる環境れた研修プログラムを用意していますので,できるだけ多くの富山大学の卒業生に附属病院の初期臨床研修医になってもらいたいと思います。卒後臨床研修センターで初期臨床研修医と専攻医の皆さんの面倒をしっかりみていますので,安心してください。特に初期臨床研修医にはメンターとして先輩医師があらゆる相談にのってくれます。初期研修が終わると各自が目指す専門医になるための研修が始まります。附属病院には19基本領域のうち今年は18領域が揃い,

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