富山大学医学部案内2020
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3医学科では,高度な知識と技術をもった人間性豊かな医師や医学者を養成することを教育目標としています。1年次は,教養教育および医学準備教育によって,幅広く深い教養を修得するとともに, 医学を学ぶ準備を行います。2 年次から,解剖学等の基礎医学を学修します。3 年次から,基礎医学と臨床医学の教員が連携・協働した統合型カリキュラムによって,臓器別に疾患を学修します。3年次の後半から,行政機関等の協力も得て社会医学を学修します。4年次の中頃に,臨床実習を行えるだけの十分な知識と技術を修得しているかを評価する全国共用試験を受験します。この試験に合格すると,臨床実習に進みます。臨床実習では,富山大学附属病院や県内外の中核病院での臨床実習に加えて,地域や海外の病院での選択制臨床実習を行います。6年次の中頃に実施される卒業試験に合格すると,卒業が内定します。そして,医師国家試験に合格すると,医師免許が授与されます。卒業後は,2年間の初期臨床研修を行って臨床医になる方が多数ですが,それ以外にも,大学院博士課程に進学して研究医になる方,また,厚生労働省や自治体の行政医になる方など,多様な進路があります。医学科 看護学科では,全人的な看護の役割と責務を認識し,看護師,保健師及び助産師としての専門的な対応ができる人材を養成することを目的としています。 入学後は,教養教育科目及び看護基礎科学について学び,介護体験実習や基礎看護学実習を通じて看護における基本的な考え方や技術を学びます。3年次の後半からは,学内の講義や演習・実習で学んだ知識や技術を統合し,根拠に基づいた看護を実践するために附属病院及び地域の関連施設にて臨地実習を行うとともに,大学教育の集大成となる看護研究(卒業論文)に取りかかります。また,本学科では看護師,保健師,助産師の国家試験受験資格を取得でき,卒業前に行われる国家試験に合格することで免許を得ることができます。 卒業後は,病院勤務,大学院博士前期課程進学,医療行政や健康福祉増進関連機関勤務など多様な選択があります。 また,平成27年4月には,博士前期課程に専門看護師教育課程(「母性看護」及び「がん看護」)が認定され,同じく博士後期課程が開設され,ますます卒業後の選択肢の幅が広がっています。看護学科学科概要

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