富山大学医学部案内2021
15/28

器・呼吸器疾患を扱う外科学(第一),消化器・乳腺・内分泌・小児外科疾患を扱う外科学(第二),脳神経外科学,整形外科・運動器病学,産科婦人科学,眼科学,耳鼻咽喉科頭頚部外科学,腎泌尿器科学,麻酔科学,歯科口腔外科学,臨床分子病態検査学,和漢診療学,危機管理医学・医療安全学,臨床腫瘍学があります。附属病院には,これらの講座に対応する診療科に加えて,脳神経内科,感染症科,形成再建外科・美容外科,リハビリテーション科,総合診療部,検査・輸血細胞治療部,手術部,放射線部などがあります。附属病院の病床数は612床で,診療はもちろん,教育や研究にも熱心に取り組んでいます。附属病院では,先端医療あるいは質の高い医療を提供するため,診療科の垣根を越えた“センター”を多く設置しています。循環器センター,膵臓・胆道センター,包括的脳卒中センター,周産母子センター,総合感染症センター,痛みセンター,糖尿病センター,災害・救命センター,集学的がん診療センター,がんゲノム医療推進センター,再生医療センター,乳がん先端治療・乳房再建センターの各センターでは,県内外の患者さんを積極的に受け入れ診療にあたっています。最新の高度な医療機器も導入しています。例えば,富山県内で初めて“ダ・ヴィンチ”という医療ロボットを使うことで,従来の腹腔鏡手術に比べて繊細で操作が容易で,より安全・適確な手術を行うことができるようになり,前立腺癌,腎癌,膀胱癌,直腸癌などの治療に応用しています。大動脈弁狭窄症という心臓の病気がありますが,高齢化に伴い患者さんが増えており,大きな手術に耐えられない,あるいは手術リスクが高い患者さんに対して,循環器センターではカテーテルを用いた体への負担が小さい“経カテーテル的大動脈弁留置術(TAVI)”という治療を行っています。膵臓・胆道センターでは,消化器内科と消化器外科のエキスパートが密接な連携・協力により,難治性の膵癌の治療に取り組んでおり,県内外から患者さんが治療に訪れています。以上のような特色ある富山大学医学部医学科と附属病院で,未来の医学・医療の発展と地域医療の充実のために,ともに学んでみませんか。若い皆さんの参加を待っています。基礎医学Fundamental社会医学Social臨床医学Clinical基礎医学Fundamental社会医学Social臨床医学ClinicalScience&ArtScience&Art“ダ・ヴィンチ”の操作風景最新の医療機器を活用した手術室先端医療を学べる附属病院13

元のページ  ../index.html#15

このブックを見る