富山大学医学部案内2021
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CampusScene医学部医学科6年木村 駿汰(新潟県・新潟高等学校卒業)富山大学医学部医学科への進学を考えている皆さん,パンフレットを手に取ってくださりありがとうございます。大学生活について少し紹介したいと思います。入学するとすぐに早期臨床体験実習があります。これは実際に附属病院での医師の仕事ぶりを間近で見て体験することができます。「自分もこんな医師になりたい」と勉強のモチベーションが上がり,将来像をイメージすることができます。1年生は教養教育科目が中心となります。「医療学入門」という医薬学部合同の科目では,医療人となるためのマインドを学んでいきます。2年生になると本格的に医学を学び始めます。解剖学では,御献体を解剖して人体のその精緻な構造を学んでいきます。また,「和漢医薬学入門」という富山大学ならではの科目もあります。この科目は座学だけでなく,薬用植物園や民族薬物資料館での体験実習を通して和漢薬を学ぶことができる面白い科目です。3,4年生では,循環器や呼吸器といったように,各臓器の病気の診断とその治療の勉強が中心となります。4年生では,病院実習に必要な知識と技能が備わっているかを試すテストがあり,合格すると病院での実習が始まります。5,6年生は附属病院での実習を中心に,希望があれば海外の病院でも実習を行うことができます。図書館はなんと24時間いつでも利用可能で,試験前の強い味方です。他にも,研究医を目指す人に向けて養成プログラムが用意されているなど,皆さんの夢を叶えられる環境が整っています。富山大学ではクラブ活動も盛んです。私は剣道部と学祭実行委員会と救急医学勉強会の3つに所属しています。剣道部では,夏の大きな大会である西日本医科学生体育大会(西医体)に向けて稽古しています。学祭実行委員会では,3年生の時に委員長を務めさせていただきました。大きなイベントの企画,運営は初めてでしたが良い経験となりました。救急医学勉強会では,ワークショップや勉強会を通して仲間と救急医学の学びを深めています。もちろん遊びも充実しています。春に浜辺に打ち上げられるホタルイカを見に行ったり,立山登山をしたりと都会ではなかなか味わえない経験を富山ではたくさんすることができます。私自身県外出身で,他県で一人暮らしをすることに不安はありましたが,富山はとても住みやすく,人にも恵まれて来て良かったと心から思います。皆さんもこの富山の地で,充実した学生生活を送りながら一緒に医学を学びませんか。富山大学で医学を学ぼう入学式医学薬学祭卒業式21

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