薬学部案内2016
15/24

A:学術論文とは、研究で得られた新しい事実や発見、実験結果をまとめたものです。そのほとんどは、国際的な科学雑誌(ネイチャーやサイエンスなどの名前を聞いたことがあると思います)に投稿されて、世界に向けて発表されます。また、学術論文(文献)を調べれば、世界でどんな研究が行われているかがわかります。学術論文のほとんどは英語で書かれていますので、英語能力は研究者に欠かすことのできないものです。学術論文って何ですか?Q14研究室紹介研究室には大きく6つの系があります。実際の研究内容は多岐にわたり、多角的にくすりにアプローチしています。研究室ごとにホームページを開設していますので、詳細は薬学部ホームページをご覧ください。研究室を紹介した動画もありますので併せてご覧ください。物理系研究室生体認識化学、生体界面化学、構造生物学、薬物生理学化学系研究室分子合成化学、薬品製造学、薬化学、薬用生物資源学、化学生物系研究室分子神経生物学、遺伝情報制御学、分子細胞機能学、がん細胞生物学、生物学薬剤・薬理系研究室薬剤学、応用薬理学、製剤設計学医療系研究室病態制御薬理学、薬物治療学、医薬品安全性学、医療薬学、臨床薬剤学(附属病院薬剤部)薬用植物園植物機能科学 私は創薬科学科の3年次から現在の化学系研究室で研究をしています。優しい先生方のご指導により、いつも楽しく実験し、充実した毎日を過ごしています。杉谷キャンパスは丘の上にあり、自然豊かで研究に集中できる良いところです。私はこうした素晴らしい環境に恵まれた中で毎日研究に励み、Molecular Chirality ASIA 2012においてPoster Awardを、平成24年度有機合成化学北陸セミナーにおいてプレゼンテーション賞を、日本薬学会北陸支部第124回例会において学生優秀発表賞をいただくことができました。これもすべて、質の高い教育と、切磋琢磨しあえる仲間のおかげです。研究に興味のある方はもちろん、薬学について深く学びたい方、一緒に富山大学薬学部で学びましょう。大石 雄基大学院 博士後期課程 3年 私は本学創薬科学科を卒業し、大学院に進学しました。学部生のときに配属された研究室で、新たな糖尿病治療法の開発を目指した研究を行っています。研究は思うように結果が出ないことや予想外の結果が得られることも多く、配属当初は何度も苦戦しました。しかし、今ではそれも研究の面白さのひとつであると感じます。こうした日々の研究の成果は自ら全国または世界ヘと発信することができます。私は第58回日本糖尿病学会年次学術集会およびThe 8th International Aldosterone Forum in Japanにて学会発表を経験しました。後者学会では優秀賞を受賞し、自分が携わった研究を高く評価して頂けたことを嬉しく感じました。富山大学には熱心に指導して下さる先生が多く、恵まれた環境の中でこのような充実した研究生活を送っています。また、留学生も多く在籍しており、留学生との交流や国際学会への参加を通して海外と繋がることは、皆さんが世界へ羽ばたくチャンスになると思います。石川 明香里大学院 博士前期課程 2年http://www.pha.u-toyama.ac.jp/laboratory/index.htmlhttp://www.pha.u-toyama.ac.jp/tv/index.htmlこうして卒業研究で見出された新発見は富山発の「新しい薬学」として、世界に発信されています。

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

page 15

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です