薬学部案内2016
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金子 司創薬科学科 4年 私は、創薬研究に携わる仕事に就きたいと思い、富山大学の創薬科学科に進学しました。 1~3年次は、基本的には薬学科も創薬科学科も一緒に授業を受けています。一方で、創薬科学科に特化した独自の授業もあります。1年次には早期体験実習として富山県内の製薬企業の工場見学をしました。3年次には富山のくすりの歴史を学ぶ授業であったり、富山県薬事研究所で錠剤の製造工程を見学したりと、より専門的な授業が増えてきてとても勉強になります。 3年の冬には研究室配属があり、私は様々な分野の授業を受けている中で有機化学に興味を持ったため、現在の有機化学系の研究室に所属し研究を行っています。研究室での実験は、自らでよく考え主体性をもって取り組むことが大切です。全てが順調に進んでいくことは決してないので大変なことも多いですが、先生方にご指導を頂いたり、先輩や同級生から良い刺激を受けたりしながら、有意義な研究室生活を送ることができています。 この研究室生活で、将来の創薬研究に携わっていけるような能力を養っていきたいです。創薬科学科を卒業しても薬剤師になれますか?A:原則として、薬学科の卒業生のみに薬剤師国家試験の受験資格が与えられます。ただし平成29年度入学までの特例措置として、創薬科学科卒業生でも厚生労働大臣により個別に認可されれば、受験できます。しかしそれには、博士前期課程修了後、博士後期課程に進学し、所定の期間(3年間)に加えてさらに1年間以上在学し、不足した科目の受講や共用試験受験、実務実習等を行って、所定の単位を取得する必要があります。また、実務実習等のカリキュラムへの組入れ人数にも限りがあり、数名に限定されますので薬剤師を目指す方には、薬学科への入学をお勧めしています。A:近年、製薬企業の研究職などでは即戦力を必要とするようになり、大学院で専門的な研鑽を積んだ学生を採用するようになりました。研究職のみならず、薬学関連分野で重要な役割を担った仕事で活躍したい方には、大学院(博士前期さらに後期課程)への進学をお勧めしています。大学院へ進学した方が良いですか?Qシャリストを育むシャリストを育むシャリスト」進学製薬関連企業等製薬関連企業等その他公務員等博士前期課程修了者の進路状況(平成24~26年度)創薬科学科卒業生の進路状況(平成24~26年度)薬学科卒業生の進路状況(平成24~26年度)進学公務員等進学病院薬局その他大学教員公務員等その他製薬関連企業等進学製薬関連企業等その他公務員等博士前期課程修了者の進路状況(平成24~26年度)進学学病院薬局大学教員卒業生の進路・創薬研究者 ・創薬技術者 ・化学・化粧品・食品  農薬関連研究者・研究機関 ・大学教員 ・公務員 等 社会に貢献課程(2年間)大学院博士後期課程(3年間)修了:修士修了:博士6薬学関連の研究分野で国際的に活躍したい新薬の研究に携わることで人類と社会に貢献したい疾患に関連する現象や物質に対して興味・関心が強い生体メカニズムの解明やそのための新しい方法論の開拓に挑戦したいこんな人は 創薬科学科へ

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