富山大学薬学部案内2021
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物理系生物系化学系倫理系薬用植物園医療系薬剤・薬理系分子神経生物学遺伝情報制御学分子細胞機能学がん細胞生物学応用倫理学医療薬学・保険薬局学薬物治療学病態制御薬理学医薬品安全性学臨床薬剤学(附属病院薬剤部)生体認識化学生体界面化学構造生物学薬物生理学分子合成化学薬品製造学薬化学薬用生物資源学植物機能科学薬剤学応用薬理学製剤設計学各系の連携によりとやま伝統の和漢薬から最新の医薬品まで優れた教育・研究を展開学術論文って何ですか?A学術論文とは、研究で得られた新しい事実や発見、実験結果をまとめたものです。そのほとんどは、国際的な科学雑誌(ネイチャーやサイエンスなどの名前を聞いたことがあると思います)に投稿されて、世界に向けて発表されます。また、学術論文(文献)を調べれば、世界でどんな研究が行われているかがわかります。学術論文のほとんどは英語で書かれていますので、英語能力は研究者に欠かすことのできないものです。14研究室紹介研究室には大きく5つの系があります。実際の研究内容は多岐にわたり、多角的にくすりにアプローチしています。研究室ごとにホームページを開設していますので、詳細は薬学部ホームページをご覧ください。研究室を紹介した動画もありますので併せてご覧ください。こうして卒業研究で見出された新発見は富山発の「新しい薬学」として、世界に発信されています。林 友哉博士後期課程 2年私はここ富山で生まれ富山で育ちました。幼い頃に、配置薬の補充に来た売薬さんと家族の会話をよく隣で聞いていたためか薬について興味を持ち、より詳しく薬について学びたいと感じ富山大学へ進学しました。富山大学に進学後、学部4年間で、薬理、薬物動態などの専門科目だけでなく、ここ富山が「薬都とやま」と呼ばれるまでに至った歴史についても学びました。また現在は大学院に進学し、化学系の研究室で新薬開発のための基礎的な研究を行っています。日々研究に打ち込む中で、超分子による革新的マテリアル開発の研究拠点形成国際シンポジウムにおいて2年連続でポスター賞を、平成30年有機合成化学北陸セミナーにおいて優秀口頭発表賞を受賞することができ、研究室での生活は非常に充実しています。将来薬にまつわる研究に携わりたい方だけでなく、薬剤師として病院や薬局で働きたい方、一緒に富山大学で学び自身の夢に向かって頑張りましょう。医学薬学教育部(薬学系)研究室一覧http://www.pha.u-toyama.ac.jp/research/laboratory/動画で観る薬学部 YAKUGAKUTV加藤 瑞希博士前期課程 2年私は富山大学創薬科学科を卒業し、大学院に進学しました。現在、がんで異常に発現するタンパク質に着目した研究を行っており、疑問・仮説・実験・考察のサイクルで自分自身の研究テーマと日々向き合っています。実験では、仮説と異なる結果が得られることも多いですが、その中から新たな仮説を立て、研究を進めていくことに面白みを感じています。また、研究室では論文紹介セミナーがあり、自らテーマを設定し最新の論文を紹介しています。論文を理解し発表する力が身につくだけでなく、幅広い知識を得ることで研究へのさらなる探求心がわいてきます。研究室での生活を通して、先生方や研究室のメンバーと研究に関して議論することで、研究者になるための考え方が育っていることを実感しています。また、富山大学には多くの留学生が在籍しています。彼らとコミュニケーションをする機会も多く、様々な国の文化を学ぶだけでなく、日常会話や研究に関する英語スキルを身に着けることも可能です。さらに、杉谷キャンパスには薬学部だけでなく医学部や和漢医薬学総合研究所が集約されており、薬学の分野を超えた研究が行えることも富山大学の強みであると感じています。

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