富山大学薬学部案内2021
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卓越薬学教育プログラム※1●和漢薬コースを開講:和漢薬に特化した専門性・実践性の高いカリキュラム東西医薬学融合の視点を持つ薬剤師や研究者を輩出することを目的として、和漢医薬学をより深く学ぶための卓越薬学教育プログラム「和漢薬コース」を2年次後期から開講します。●応用製薬コースを開講:創薬・製剤分野の先端的な研究開発に特化したカリキュラム 医薬品製剤の機能を理解して医療に貢献できる薬剤師、先端創薬を展開できる研究者の輩出を目的として、創薬・製剤分野の先端的な研究開発をより深く学ぶための卓越薬学教育プログラム「応用製薬コース」を3年次前期から開講します。18最近のトピックス田中耕一先生が富山大学・富山県立大学の特任教授に就任富山県出身のノーベル化学賞受賞者である株式会社島津製作所シニアフェローの田中耕一氏が、平成30年度から富山大学及び富山県立大学の特任教授に就任しました。2018年5月7日に杉谷キャンパスにおいて、学生や研究者を対象に、医学・薬学への質量分析の応用分野について講義形式の講演会が行われ、400名以上が参加しました。質量分析の基礎から応用を学ぶ貴重な機会を得ました。和漢薬コース修了に必要な科目一覧 応用製薬コース修了に必要な科目一覧 科目名薬学科創薬科学科和漢薬コース科目概要和漢医薬学入門必 修必 修生薬・漢方薬の基本的な事項を講義と体験実習により学びます生薬学必 修必 修生薬として用いる様々な薬用植物とその有効成分について学びます化学系実習(生薬学)必 修必 修様々な生薬を使い、煎じ薬の作成や薬用成分の精製を体験します東洋医学概論選 択必 修漢方医学の基本的な考え方や漢方薬の使用方法について学びます天然医薬資源学選 択必 修天然物由来の多彩な医薬品の分類と利用法を系統的に理解します東西医薬学Ⅰ―必 修生薬・漢方薬の特徴や西洋薬との相違点について、基礎的なことを学びます東西医薬学Ⅱ―必 修漢方医学の診察法や漢方薬と西洋薬の使い分け等について学びます和漢医薬学演習―必 修生薬・漢方薬の作製方法や使用方法、効果、副作用について学びます和漢医薬学実習―必 修漢方外来や薬局での体験実習を通して生薬・漢方薬の使用について学びます科目名薬学科創薬科学科応用製薬コース科目概要夏期講習(応用製薬)ー必修創薬・製剤に関する先端的な講義・実習、富山県薬事総合研究開発センターや県内製薬企業で実習を行います創薬化学選択(薬学科)必修(創薬科学科)必修薬とその作用を分子構造から理解します富山のくすり学選択必修我が国および富山県のくすりの歴史、現状、未来について学びます物理薬剤学必修必修薬物を医薬品として安全かつ有効に使用するための製剤化の方法と意義を学びます医療系実習(生物物理化学・製剤学)必修必修製剤の基礎に関する理解を深めるための実習や県内製薬企業の見学などを行います製薬企業と創薬(※2)必修(創薬科学科)必修(創薬科学科)製薬企業で創薬・製剤研究を遂行した研究者から、最先端研究と共に創薬に資するキャリア形成のポイントを学びます基礎薬科学(※2)必修(薬学科)必修(薬学科)創薬・製剤に精通した薬剤師に必須の基礎薬科学の総合的な理解を深めます※1 卓越薬学教育プログラムとは、学生が所属する薬学科/創薬科学科を卒業するための教育課程に加えて、両学科の専門性を深めるための関連分野を主体的に学修する制度です。入学後、定められた科目を履修し、単位を修得することにより、卒業時にそのコースを修了したことが認定されます。※2 薬学科所属の場合は「基礎薬科学」を、創薬科学科所属の場合は「製薬企業と創薬」を履修します。

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