富山大学理学部案内2021
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キャンパスライフ24物理学科4年富山県出身地球生命環境科学専攻博士課程1年ベトナム出身勉強が大変になってきたのもありますが、仲間と一緒に勉強している時がいい時間だな、って思います。授業が終わってから毎日のように学内で仲間と一緒に宿題をしているんですが、ああでもない、こうでもない、と話しあいながら議論していると、気が付けば日付が変わっているということもよくありますね。僕は小さい頃から科学が好きで、富山駅前にある北陸電力エネルギー科学館ワンダー・ラボによく連れていってもらっていました。夏休みには「実験工作ストリート」っていう実験や工作をするイベントが連日あって毎日楽しみに通っていましたね。方向性が定まったのは、高校2年の夏頃に行ったオープンキャンパスでした。その時に富山大学で超伝導研究をしていることを聞いて、「超伝導っておもしろそうだな」と思ったのが今の自分のスタート地点だったように思います。富山大学に進学を決めたのは? 学生生活で充実していると思う時はどんな時?一番と言えば、自分は自然が大好きなので、いつも自然に囲まれ、研究ができるのが最高です。高度な専門知識を勉強できる環境で大学や指導教員に様々なサポートを受けています。また、大学院生になって人脈や人間関係が一気に広がって、これは自分の将来にとってとても大事だと思います。最後は富山の生活を楽しめることです。朝早くから立山に行って研究や調査を行って、夕方、市内に戻って、海に行って、魚を釣る。これは富山しかできないでしょう。現在、母国における森林管理や資源利用が社会的な問題になっています。そのため、持続可能な開発が進まない状況です。結果として、森の中に住む人々が生活も経済も困っています。私は大学で知識を得た後、母国の持続可能な発展に貢献し、森の中に住む人々を支えたいです。将来の夢富大生になって良かったことアドバイスするとしたら「数学と英語を勉強しておいた方が良いよ」って言いますね。僕は数学が得意ではなかったので大学入学後に結構苦戦しました。物理学科では微積分等は必須なので勉強しておいて損はないです。あと脅すつもりはないですが、英語を避けて通ることはできないので、必ずどこかで必要になります。僕も大学院に進学するにあたってTOEICのスコアが必要で、勉強を始めようと思っているところです。入学したら、勉強に手を抜かないようにしながら、あとはキャンパスライフを楽しめばいいんじゃないかなって思います。僕は、超伝導がきっかけで物理の世界に入ってきたので、研究室配属後は超伝導を研究したいです。大学院に進学しようと考えていて、その先の就職については、具体的にはまだ考えていませんが、物性関連の研究職に就いてこの世の中に革命を起こすようなロマン溢れる研究をしたいですね。大学での経験を生かして「面白い」って思える仕事ができたらいいなと思います。将来のこと、どんなふうに考えますか? 私自身は大学生時代にバカなことをたくさんやりました。失敗も多いですが、友人と一緒に楽しい学生時代を送りました。成功よりむしろ失敗から学べることの方が多いものです。ですから、皆さんは自分のやりたいことをやってください。成功失敗を問わず、素晴らしい学生時代の思い出をたくさん作ってください。これから富大理学部に進学する後輩へひとこと 高校生の頃の自分に何かアドバイスするとしたら? INTERVIEWINTERVIEW

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