理学部案内2023
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 本理学部は、数学、物理学、化学、生物学、自然環境科学の5学科から構成されています。入学後、皆さんはまず、幅広い知識と豊かな人間性を育むための教養教育を受け、次に各学科の特色ある専門教育を受けていきます。そして、4年生での卒業論文・研究などでは、知的好奇心を高める自然のしくみの不思議に出会い、自ら課題を見出し、それを探求していく能力が養われることでしょう。 理学とは、自然のしくみを作り上げている原理や法則を究めていく学問です。そして、工学、医学、薬学、農水産学、社会科学などの応用的学問の基礎となる学問です。そのため、理学を学び修めようとしている皆さんは、卒業・修了後の実社会の幅広い分野において活躍できる、適応能力の高い人材となるはずです。 現在も、立山連峰の頂きから富山湾深海底までの高低差4,000mにある豊かな自然環境の中で、本理学部の教員と学生が一緒になって、さまざまな自然のしくみを解き明かす研究を進めています。また、そのような研究の中で得られた成果を、この富山の地から世界に発信しています。 皆さんには、本理学部でさまざまな自然のしくみの不思議に出会い、その不思議を明らかにしていく楽しみを味わって頂きたいと思っています。そして、地域社会はもちろん国際社会にも貢献できる人材となって巣立っていってくれることを願っています。そのために、本理学部の教職員は一丸となって、皆さんの学生生活を支えていきます。理学部は、基礎科学の素養があり、真理の探究に根気強く取り組み、将来、社会の進歩に大きく貢献できる人材の育成を目指しています。・自然科学を学ぶために必要な基礎知識、論理的思考力、理解力、表現力のある人・自然界の多彩な現象に強い好奇心をもち、自然科学を広く学ぶ意欲のある人・未知の問題を主体的に解明する、旺盛な探求心のある人・自然科学の領域から地域社会や国際社会に貢献したい人理学部入学者受入方針求める学生像理学部長若杉 達也WAKASUGI, Tatsuyaようこそ! 富山大学理学部へ!!● 数学科 Mathematics・自ら目的や課題を設定して学ぶ意欲のある人・基礎学力があり、理論的な思考の出来る人・数の感覚、図形のイメージの深い人・数学的な表現が確実な人・理論探求心の旺盛な人● 物理学科 Physics・高校までの基礎学力を持ち、意欲的に物理を学ぶ意識のある人● 化学科 Chemistry・高校までの基礎学力を持ち、化学の高度で幅広い知識と技術を求めようとする意欲のある人・狭い専門領域にとらわれず、広く学問全般に対する探求心の旺盛な人・最先端の問題探求と解決に対して意欲を持っている人● 生物学科 Biology・生物と生命現象に関心を持ち、基礎的学力のある勉学意欲に満ちた人・生物学の知識と技術を活かし、一般社会人としてあるいは教育者・技術者・研究者などとして社会で活躍することを目指す人● 自然環境科学科 Natural and Environmental Sciences好奇心にとみ、自主的に学ぼうとするたくましい学生の入学を希望。具体的には・環境科学に対して強い好奇心と学習意欲を持った人・高校までの理科の基礎学力を有する人・他人の考えや意見を理解すると同時に、自分の考えや意見を明確に表現出来る人・苦手な科目もあきらめずにこなす忍耐力と頑張る力を持った人各学科の入学者受入方針(アドミッションポリシー)昭和24(1949)年: 文理学部、教育学部、薬学部、工学部の4学部からなる大学として発足昭和52(1977)年: 文理学部から独立して理学部を設置昭和53(1978)年: 大学院理学研究科修士課程を設置平成10(1998)年: 改組により、大学院理工学研究科博士前期課程、後期課程を設置平成18(2006)年: 改組により、大学院理工学教育部、大学院生命融合科学教育部を設置令和4(2022)年: 生物圏環境科学科を自然環境科学科に名称変更 改組により、大学院理工学研究科、持続可能社会創成学環、医薬理工 学環を設置富山大学理学部 沿革01理学部入学者受入方針

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